〈幻月のセレナ〉シリーズ

同じ世界の話ですが、全作品単体で読めるようになっています。

　【本編――『幻月のセレナ』】

　　2020年に生きる高校生・中史時の物語。
　
　　――そこは、魔術師の集う街・月科区。
　　私立芦原高校に通うトキはある日、異世界に転移してしまう。
　　異世界で出会った記憶喪失の少女と共に歩む、学園ファンタジーラブコメ。


　【別主人公――『夏の燈』】

　　2020年に生きる高校生・久慈暮定の物語。

　　仮面を被り、自らを偽り生きることしか知らない暮定はその夏、片田舎の村・翡翠村を訪れた。
　　そこで暮定は、神社で巫女を務める『舞姫』を探すため、東奔西走。
　　八月一日の出会いと成長の物語、青春ノスタルジックコメディ。


　【本編IF＆別主人公――『異界の小さな切り裂き人』】

　　『幻月のセレナ』本編とは別の世界線を辿った2020年夏。長柄凪の物語。

　　突如この世界に転移してきた異世界人のイブ。彼女は倫理観・道徳心の欠如した切り裂き人だった。気に入らない人間を次々と殺していく切り裂き人は、ついに凪の命をも刈りとり――
　　『なぜ人を殺してはいけないのか』――人間の根源的な疑問に立ち返った、倫理観欠如系ファンタジー。


　【別主人公――『妻籠み』】

　　『幻月のセレナ』本編から二千年以上遡った古代の日本。建速波限彦の物語。

　　神話の時代――ヤマトタケル率いる東征軍の副将軍を務めるナギサヒコは、妻・イラツメをとても大事にしていた。
　　そんな彼の元に、東征の道中に出会った少女・ムラヒメとの婚約の話が舞い込み――
　　激動の時代を生きぬいた勇猛なる将軍が送る、神話系軍記物語。