- あらすじ
- 【あらすじ】
明治維新から数年。旧会津藩の少年・三島吾郎は、会津戦争で家族を新政府軍に惨殺され、自身も命を落としかけるが、謎の女に救われることに。凶悪な呪いと引き換えに異形の力を手にし、仇敵・黒木利三郎への復讐を誓う。
憎しみだけを生きる支えにして六年間、人知れず各地で戦いに身を投じ続けた吾郎は、黒木の情報を掴むため、首都・東京を訪れる。
東京では、家族を失いながらも明るく健気に働く少女・志乃と出会う。志乃は不思議なほど吾郎の亡き妹・桜に似ていた。
志乃を守ろうとする自分に戸惑いながらも、復讐の炎を消せない吾郎。
やがて、吾郎は過去と現在の業を背負いながら、運命、そして呪いに向き合うことを迫られていく——。
【登場人物】
三島吾郎
21歳。会津戦争で家族を失い、自らも銃撃で致命傷を負うが一命を取り留める。以来、復讐だけを支えに戦いに身を投じてきた。明治七年、仇敵・黒木の情報を得るために東京を訪れる。
黒木利三郎
会津戦争時の新政府軍の司令官。苛烈な命令で会津の街を焼き払い、多数の市民を虐殺した張本人。吾郎の両親、妹を吾郎の目の前で殺害した末、吾郎の額に銃弾を打ち込んだ。
謎の女
妖艶な美女。黒木に銃撃され瀕死となった吾郎を救い、異形の力を授ける代わりに呪いを課した。復讐者としての吾郎を導く存在。
白川志乃
17歳。茶屋・大黒屋の看板娘。亡くなった吾郎の妹・桜に瓜二つの外見を持つ。明るく、芯が強い。吾郎に対して親しみを抱く。
金子
現在は警官の身分を持ちながら、実は旧会津藩士。吾郎の父とも知己の間柄で、少年時代の吾郎を知る。表向きは新政府に仕えているが、密かに吾郎を気にかけている。
菊
大黒屋の年上の女中。志乃を妹のように世話し、頼れる姉御肌。
薫
同じく大黒屋の女中。落ち着いた気配りと優しい性格で、志乃を支える存在。 - Nコード
- N9969KR
- 作者名
- 戌亥縁
- キーワード
- R15 残酷な描写あり ネトコン13 集英社小説大賞６ 123大賞6 スピアノベルス大賞1 パッシュ大賞 シリアス ダーク 男主人公 和風 幕末 近世 チート 超能力 史実 時代小説
- ジャンル
- 歴史〔文芸〕
- 掲載日
- 2025年 07月01日 18時10分
- 最新掲載日
- 2025年 07月22日 12時10分
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【あらすじ】
明治維新から数年。旧会津藩の少年・三島吾郎は、会津戦争で家族を新政府軍に惨殺され、自身も命を落としかけるが、謎の女に救われることに。凶悪な呪いと引き換えに異形の力を手にし、仇敵・黒木利三郎への復讐を誓う。
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