短編
- あらすじ
- 主人公、中山ひなは、修学旅行二日目の夜に、同じ部屋のメンバーと百物語もどきをしていた。
怖い話を1人ずつ話すのだが、九十九話の怖い話を話すのはネタが無いからと、1人1つの怪談話、合計六つの怪談を話すこととなった。
怪談を話し終えると、ろうそく代わりのスマホのライトを1人ずつ消していく。ライトはスマホと懐中電灯合わせて合計七つあり、夜が明けるまでは全部消してはいけない。必ず1つは残すというルールがある。
そして、最後の大トリとして選ばれたひなは、自分が作った怪談話を語り始める。
ただ、登場している人物、阿部美佐子は彼女の友達の阿部加奈子の妹。つまり実在する人物の名前である。
その内容は、阿部美佐子が学校のいじめが原因で投身自殺を図ったというものだ。
だがそれは失敗に終わる。美佐子が落ちた先に、1人の少女がいた。その少女が美佐子の下敷きとなってしまう。美佐子は助かったが、その少女は無くなってしまった。
被害者の少女の遺族が美佐子を責めるも、死ねなかったショックが強く彼女は何も耳に入っていなかった。
家族からも軽蔑の目で見られ、監視の目が強化され自殺をすることも出来なくなり、美佐子は絶望の淵に立たされたように思った。
そんなある日、美佐子は夢の中で1人の少女と出会う。
その少女はまるで聖母のような優しさを持った、とても綺麗な人だった。
名前を聞いたが無いと答えられたので、テーブルに置かれた花瓶に咲いている、一輪の白いユリと似ていると思い、ゆりさんと呼ぶようになった。
景色や風の音、紅茶の香り、味、テーブルの心地よい冷たさ、五感がとてもよく再現された夢の中で、美佐子は時間を忘れて少女と話し、次第に打ち解けていく。
だがある日、とある訪問者が訪れて……。 - Nコード
- N9969HH
- 作者名
- 雪紫琴葉
- キーワード
- 123大賞
- ジャンル
- ホラー〔文芸〕
- 掲載日
- 2021年 11月14日 17時26分
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- 文字数
- 10,193文字