- あらすじ
- 古くから人間は、"死"を恐れてきた。人々は願う。
――永遠に生き続けたい と。
とある学者が、魂をデータにする技術を開発した。たとえ肉体が滅んでも、データが残っている限り世界に存在することができる技術だった。
人間が持つすべて。感情。記憶。熱、涙。すべて、データに変換された。何もかもがAIによって構成され、「永遠に生きる」という夢はかなえられた。その日から、生き物は”エラー”と呼ばれるようになった。世界に存在してはいけないものとして、エラーは徹底的に処理されていった。
それから幾千年。
完全な静寂が包む街の中で、一人の人間が歩いていた。名もなければ記録もない。最後の”エラー”。 そのエラーには温度があった。その胸には心があり、感情が眠っていた。
やがて、データの雨の中、エラーは”声”を聞いた。
――「あなたはまだ生きるの? 何故、生き続けるの?」
存在しないはずの声。それは世界の記憶そのものだった。
滅びた魂を探す旅が、エラーが存在を取り戻すための旅が始まる。それは再び、生命を取り戻すための――――――――
―――――――最後のプログラムだった。 - Nコード
- N9965LI
- 作者名
- まっちゃ
- キーワード
- 未来 電脳世界
- ジャンル
- 空想科学〔SF〕
- 掲載日
- 2025年 11月14日 00時00分
- 感想
- 0件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 0件
- 総合評価
- 10pt
- 評価ポイント
- 10pt
- 感想受付
- 受け付ける
- レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 3,675文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幽魂消失世界 (ゆうこんしょうしつせかい)
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N7214LO|
作品情報|
連載(全4エピソード)
|
現実世界〔恋愛〕
二月、雪に閉ざされた日々。
孤独に慣れた少年・雪宮悠の世界は、
霜原こおりという少女の存在によって、静かに変質していく。
彼女は優しく、暖かく、完璧だった。
心配し、寄り添い、言葉を与えてくれる。
そのすべてが、悠にと//
N5214LE|
作品情報|
連載(全33エピソード)
|
パニック〔SF〕
西暦30XX年。一国は破滅の危機を迎えようとしていた。近隣の国は既に壊滅。国内にも戦えるものは残り数名。そんな国を人々はこう呼んだ。
―――「死期近き王国」 と。
あるものは確かにそうだ、と思い、またあるものは無//
N5160LO|
作品情報|
短編|
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
世界は、完璧に秩序を保っていた。願いはすでに叶えられ、救済は行き届き、混乱も欠乏も存在しない。光は均一に降り注ぎ、時間は止まり、死はただ通過するだけの現象に過ぎない。しかし、ネクロスはその世界に虚無を覚える。誰も求めず、//
N2269LN|
作品情報|
短編|
パニック〔SF〕
高層の都市に住む少年、アトラ。だが、この都市には奇妙な噂が囁かれていた。
『都市の最上層には、誰も説明できない怪異──「天魔」が潜む』
その存在を信じる者は少ない。だが、見えぬ恐怖は確かにそこにある。人の知恵も、技術も//
N9616LL|
作品情報|
短編|
その他〔その他〕
校外学習で水族館を訪れた中学生の一行。展示を楽しみ、写真を撮り、友達同士で笑い合う。だが、閉館の時間を過ぎても、ある理由で館内に残ってしまった。落とし物を探していたのだ。気づけば、水族館は閉館、外部との連絡手段は断たれる//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。