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マーメイド・レイン~たとえ、きみが僕を忘れてしまったとしても~

あらすじ
 サーラは、大好きだった父を子供の頃に亡くし、お貴族様の乳母をしている母親に引き取られる形で、母の勤め先のボーモン子爵にやってきた。屋敷では給仕係をしている。母には実の娘だと名乗ることを禁じられている為、皆にはお嬢さまが街に出た時に拾ってきた孤児だと思われている。母は産後、すぐに亡くなった子爵夫人の代わりにお嬢さまを育て上げた乳母として社交界では評判が良いらしい。実際は、生まれたばかりの赤子(サーラ)を父に押し付けて、子爵家に行ったきり帰って来なかった。母は子爵やお嬢さまに慕われていて、子爵家では子爵夫人代理のような立場にある。三人でいると本当の家族のように仲が良い。母がサーラを露骨に嫌い、貶めているせいで、お嬢さまや侍女達からは好かれてなかった。それでもサーラには、唯一の味方と思える存在がいた。恋人のフィエロ。彼には初対面から何でも話せて、心の内を吐露する仲になっていた。彼とは将来の約束も交わしていた。家族運も薄い自分がようやく掴んだ小さな幸せ。それをお嬢さまに奪われてしまう。そしてその彼とお嬢さまの結婚式の晩。生きているのが辛く思われて死のうとしたところを、結婚式の招待客だったノアールに止められた。彼と話をするちに気持ちが落ち着いてきて、自分を裏切った彼の為に命を落とすのはバカバカしいと思えるようになってきた。そのノアールに送ってもらい帰る途中で目にしたのは、煌々と燃える子爵家だった。火事で仕事先まで失った。そこへ自分のところで働かないかとノアールに誘われて、高月給に一にもなく頷いたサーラだったが、最初に与えられた仕事は浜辺で泣くことだった。
 サーラはノアールと出会ったことで明かされていくフィエロの素性に幻滅し、父の死の真相や、母が自分を嫌う訳、子爵家の謎に触れていくことになる。

Nコード
N9958JX
シリーズ
ヴィジリタス国奇譚
作者名
朝比奈 呈
キーワード
R15 シリアス 女主人公 西洋 ミステリー 母には嫌われている 恋人の裏切り 出生の秘密 竜人 人魚 復讐
ジャンル
異世界〔恋愛〕
掲載日
2026年 02月11日 10時03分
最新掲載日
2026年 02月14日 11時20分
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文字数
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