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白夢

短編
あらすじ
 とあるマンションに住む女。彼女はここ最近、同じ夢を繰り返し見ていた。

 ――はあ、はあ……。

 荒い息遣いが響く中、ただひたすら雪山を登る夢。夢だとわかっていながらも、その感覚はあまりにもリアルで、冷たさと過酷さが肌に迫ってくる。ピッケルを氷壁に突き立て登り、体を丸めて吹雪を耐え凌ぐその感覚は、無視できないほど鮮明だった。
 一人称視点ではあるが、まるで映像を見せられているように自分の意志で動くことができなかった。その息遣いから、登山者が男であることだけはわかったが、それ以上のことは何もわからない。あるのは真っ白な雪ばかりだった。
Nコード
N9915JZ
作者名
雉白書屋
キーワード
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ジャンル
その他〔その他〕
掲載日
2025年 01月29日 11時00分
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