ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『BEASTLOG ―異界生態誌―』

あらすじ
惑星セノーラ。
三つの月と広大な大陸、その隙間を埋めるように、数え切れない命が息づいている。

森には、太陽の紋を抱く黒き巨熊ヒノワグマがいる。
雪嶺には、吹雪とともに降り立つ飛竜フロスト・ワイバーンが。
湖底には、嵐の夜だけ水面へ現れ、稲妻とともに獲物を呑み込むリヴァイト・フィッシュが。
砂漠の下では、音なきままに地表を崩し、群れごと飲み込むサンドワームがうごめく。
人の町の地下には、巨大なラットロードの影が走り、廃村の空にはブロッドクロウが輪を描く。

彼らは「魔物」ではない。
誰かを呪うために生まれたわけでも、文明を憎んでいるわけでもない。
ただ、セノーラという星に選ばれ、過酷な環境と濃密なエネルギーに適応しきった生き物として生息している。

本シリーズ『BEASTLOG ―異界生態誌―』は、
冒険者や英雄の影で語られてきた「野生に生きる動物」「伝説の生物」を、
“自然の一部としての真実”から描く記録譚である。

ある短編では、子を守るヒノワグマの前に迷い込んだ旅人の最期が。
ある短編では、群れの掟に従い、静かに人を狩り場として認識していくヴァルグの眼が。
ある短編では、戦場の死肉を喰らい続け、やがて戦争そのものを呼ぶと噂される不吉な存在となったブロッドクロウの群れが。
ある短編では、幻の森で、人を惑わせるミラージュ・デアの“美しさと冷酷さ”が。
そしてそのどれもが、「善悪」ではなく「生存」の物語として語られる。

この星では、人間種もまた数ある生命の一つに過ぎない。
歴戦の戦士であっても、一歩足を滑らせれば、獣の胃の底か、群れの血に染まった雪に還るだけだ。
英雄譚の外側で、黙って息づく牙と角と羽音。
これは、惑星セノーラにおける「自然」と「脅威」の記録であり、
同時に——この世界がどれほど美しく、どれほど容赦がないかを示す、生態誌である。

読む者は、知ることになるだろう。
人が“怪物”と呼んだものたちが、“星とともに生きていた”彼らの姿を、そしてその脅威を。

※毎週木曜日夜8時更新予定
Nコード
N9634LI
作者名
KOU/Vami
キーワード
R15 残酷な描写あり シリアス 動物 モンスター 生物 生態 狩り
ジャンル
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日
2025年 11月13日 20時00分
最新掲載日
2026年 01月22日 20時00分
感想
0件
レビュー
0件
ブックマーク登録
0件
総合評価
0pt
評価ポイント
0pt
感想受付
受け付ける
※ログイン必須
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付ける
※ログイン必須
開示設定
開示中
文字数
20,134文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N6119LI| 作品情報| 連載(全14エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
子供の頃、ジーク・ハワードは弟のケイン・ハワードと共に人食いオーガに襲われ、世界政府国防省の青年アデルに命を救われた。 「俺もいつか、人を守る側になる――」 そう誓ったはずだった。 しかし27歳になったジークは、世界//
N3052LR| 作品情報| 短編| ヒューマンドラマ〔文芸〕
神戸惷(こうべしゅん)は、7歳の小学一年生。 妹の陽(よう)は、いつも元気で、みんなに可愛がられる存在だ。 放課後の約束、親戚の集まり、何気ない公園の帰り道――。 どれもよくある日常なのに、惷だけが少しずつ“輪の外”に//
N2491LR| 作品情報| 短編| ヒューマンドラマ〔文芸〕
妻に先立たれ、息子まで亡くした老人は、息子の妻である若い未亡人と二人きりで古い家に残された。 「まだ若い、アンタは出て行って生き直せ」――そう言い続けるのは、彼女の未来を守りたい善意であり、同時に、自分の寂しさが露見する//
N9634LI| 作品情報| 連載(全9エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
惑星セノーラ。 三つの月と広大な大陸、その隙間を埋めるように、数え切れない命が息づいている。 森には、太陽の紋を抱く黒き巨熊ヒノワグマがいる。 雪嶺には、吹雪とともに降り立つ飛竜フロスト・ワイバーンが。 湖底には、嵐の//
N4391LQ| 作品情報| 短編| ホラー〔文芸〕
近所に住む“迷惑おじさん”は、子供に罵声を浴びせ、追い回し、周囲の大人たちにも問題を起こし続けてきた。 かつては事件を起こして逮捕されたこともあり、地域の誰もが彼を恐れ、嫌っていた。 ある日、そのおじさんの姿がぱったりと//
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ