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失恋を買わせてほしい。六百万で ――春な忘れそ――余命宣告を受けた少年と虐待される少女

あらすじ
虐待する父と暮らす高校生・若狭梅乃は、失恋した夜、父の暴力で階段から転落する。
搬送先の病院で再会したのは、余命宣告を受け、人工心臓を装着している御曹司・道真光だった。

幼い頃、入院のたびに顔を合わせていた彼は、再会して間もなく梅乃に告げる。

「君の失恋を、六百万円で買わせてほしい」

金に苦しんできた梅乃はその提案を受け入れる。

光は告げた。

「君の心を癒やして、失恋を消す」

言葉どおり、光は梅乃のもとへ足しげく通うようになる。梅乃が失恋を忘れた頃、光は「君が好きだ」と告げた。

「私にそんな気はない」

きっぱり拒絶する梅乃。

それでも光は静かに笑う。

「この失恋には六百万の価値がある」

父のいる家に帰るよりも、光と病室で同居する生活を選ぶ梅乃。光は学校復帰を促し、勉強に付き合い、外の世界へ踏み出す勇気を与える。

ただ「安心して眠れる場所」が欲しかっただけの梅乃の人生は、少しずつ変わり始めていた。

――そんな折、父がアルコール中毒で倒れる。
梅乃は再び、家へ戻ることを余儀なくされる。

なぜ光は失恋を買おうとしたのか。
光を突き動かした、幼い日の記憶と、彼が抱えてきた時間。
そこには光の、とある想いがあった。

失恋の売買から始まった関係は、梅乃の未来を大きく変えていく――。

※本作は物語の連続性が強いため、第一話から読むことをおすすめします。
※すでに完結まで書き上げており、2026/03/22連載終了予定です。
※午前と午後で毎日二話ずつ更新いたします。
※コンテスト応募を取り下げたためタグを変更しましたが、作品の更新はこれまで通り続けます。

お楽しみいただけましたら嬉しいです。
Nコード
N9616LW
作者名
前田奈穗
キーワード
現代 青春 文芸部門 ネトコン14取消済み
ジャンル
ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日
2026年 03月09日 20時51分
最新掲載日
2026年 03月22日 00時19分
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文字数
83,340文字
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