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春の面影、夏の面影

短編
あらすじ
春が来て果てしない夢を見る
閉じ込められた座敷牢の中
西日にビー玉が光っている
包帯は血に汚れ
其れは春の呼び声か
いつまでも太陽は沈まず
夕陽は地平線を漂い
夜は丑三つ時で居間のボンボン時計は止まる
此処は常世の世界なのよ
お多福のお面をつけた
姉様が母上が家族そろって
仏間で踊っている
Nコード
N9565IC
作者名
なと
キーワード
伝奇 ミステリー 怪談 阿弥陀様 夏 春 櫻 古き町 蔵 赤く燃えさかる大鬼 宿場町の通り雨 血に染まった包帯 美しい娘
ジャンル
詩〔その他〕
掲載日
2023年 03月14日 02時43分
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文字数
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