ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

二十三手目の夜

短編
あらすじ
奨励会に入って十年。
二十二歳の僕は、いまだ初段のままだった。

プロ棋士になるためには、厳しい昇段と年齢制限を越えなければならない。例会は月に二度、わずか四局。三勝一敗以上でなければ前進できない世界で、僕の成績は二勝七敗。次の対局に負ければ降級し、将棋の道を諦めなければならない。

孤独な一人暮らしの夜、僕は詰将棋の本を持って草原へ向かう。
北海道の故郷を思い出すその場所で、人生のように複雑な問題と向き合いながら、僕は神様に問いかける。

――どうすればいい?

詰将棋にはいくつもの分岐がある。
けれど僕の人生には、もう次の一手が残されていないのかもしれない。

静かな夜のなか、僕は詰将棋の本を閉じる。

それは、将棋に捧げてきた人生に別れを告げる音だった。
Nコード
N9440LW
作者名
ゆきの暴威
キーワード
将棋 青春 挫折 詰将棋 奨励会 夜 別れ 孤独
ジャンル
純文学〔文芸〕
掲載日
2026年 03月09日 17時56分
感想
0件
レビュー
0件
ブックマーク登録
0件
総合評価
0pt
評価ポイント
0pt
感想受付
受け付ける
※ログイン必須
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付ける
※ログイン必須
開示設定
開示中
文字数
869文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N9856LW| 作品情報| 短編| 現実世界〔恋愛〕
将棋盤の前で、彼は涼しげに駒を操る。 私は彼の反応を求め、盤上で攻め、守り、恋心を重ねる。 静かな夜、二人の心理戦は恋模様となり、最後の一手で私は告げる―― 「負けました」。 盤上でしか愛し合えない、二人の秘密の物語//
N9440LW| 作品情報| 短編| 純文学〔文芸〕
奨励会に入って十年。 二十二歳の僕は、いまだ初段のままだった。 プロ棋士になるためには、厳しい昇段と年齢制限を越えなければならない。例会は月に二度、わずか四局。三勝一敗以上でなければ前進できない世界で、僕の成績は二勝七//
N8756LW| 作品情報| 短編| 純文学〔文芸〕
見渡す限りの原っぱに、ぽつんと佇む一軒のカフェ。 夢を追う青年、小説家志望の女性、娘を待つマスター。 夕焼けの中で交わされる会話と小さな物語。 ここは、夢を見る人たちが集まる場所。
N8374KX| 作品情報| 連載(全16エピソード) | その他〔その他〕
天才棋士になるはずだったーー三輪鉄矢、西田宏美、岩渕俊輔、藤本治が棋士にならなかったわけーー 昨今は藤木聡太による将棋ブームが叫ばれて久しい。 本書では世に出た天才と違い、ほんの少しの歯車が狂った関係で将棋界から姿を//
N5175KX| 作品情報| 連載(全4エピソード) | コメディー〔文芸〕
将棋とFX。ふたつの交わることのない世界がいま交差する。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ