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らくだの疑問

短編
あらすじ
 らくだは突然足を止めた。広大な砂漠を朝も昼も夜もなく、頭にターバンを巻いた人間を乗せて歩くのに疑問を感じたのだ。
「ねえ。どこに行くんだい? そろそろ教えてくれてもいいだろう」とらくだはターバンの男に訊いた。
 しかし男はそれにはなにも答えず、鼻唄を歌い続けていた。調子はずれのその鼻唄は、らくだの耳には異国の地から届いた悲しみの鳴き声に聞こえた。どこか不安定で、明確に捉えることの出来ない、そんな音だった。
Nコード
N9284IL
シリーズ
SS・掌編小説 純文学
作者名
空クラ
キーワード
日常 不思議 シリアス
ジャンル
純文学〔文芸〕
掲載日
2023年 10月24日 12時00分
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文字数
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