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- あらすじ
- 将軍徳川秀忠が上洛の途上、尾張国熱田に逗留した折。上様御成りという事で在地の武士達はこぞって彼を出迎えた。彼らの中には嘗ての徳川直参も含まれており、秀忠や伴の者にとっても懐かしい顔は少なくなかった。
その出迎えた者の中に、一人の老人が居た。良く言えば素朴、悪く言えば目立たぬ風貌の老人だ。だがよくよく見るとその肉体には数え切れないほどの傷跡が見え隠れしている。彼が嘗て歴戦の古兵だった証だ。
- Nコード
- N9171BX
- シリーズ
- 歴史短編小説群
- 作者名
- 塔野武衛
- キーワード
-
戦国 歴史小説 徳川家康 剣豪
- ジャンル
- ノンジャンル〔ノンジャンル〕
- 掲載日
- 2014年 01月12日 01時16分
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- 19,641文字
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