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- あらすじ
- 柏木は蛍研究者の澤村翠とともに、新宿御苑で行われる平塚藤花(とうか)という舞踊家の野外公演の会場に足を運んでいた。燃え盛る炎の廻りを乱舞する蛾の姿を描いた速水御舟(はやみぎょしゅう)の名画『炎舞(えんぶ)』に想を得た新作ということで、先日昆虫の走光性について翠と言葉を交わしたことをきっかけに、自分達が二人ともこの絵の礼賛者であると知った柏木が、公演の告知を目にして翠を誘ったのだった。篝火が灯され、ヒトリガ(火取蛾)やアオシャクなどの大型の蛾が乱舞する舞台のクライマックスで、平塚藤花が舞台下に転落した。舞台中央に設けられた迫(せり)が、なぜか下りていて、落とし穴のような状態になっていたのだ。舞台装置の操作ミスによる事故のように思われたが、柏木は事件性があるとこと直感し、堂島に連絡した。何か決定的なものに触れた気がするのだが、それが何なのかよく分からないと歯がゆそうに語る柏木。彼は真相を究明できるだろうか。
- Nコード
- N9075JF
- シリーズ
- 昆虫学者 柏木祐介の事件簿
- 作者名
- 船田鏡介
- キーワード
-
BK小説大賞 ミステリー 探偵小説 昆虫
- ジャンル
- 推理〔文芸〕
- 掲載日
- 2024年 07月03日 00時56分
- 感想
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- ブックマーク登録
- 2件
- 総合評価
- 24pt
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- 文字数
- 12,232文字
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