ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

Dyed:ー 染まらなければならない闇がある ー

あらすじ
『僕が今、目にしているものは僕の未来に必要な事なのか』

突如訪れた悲劇に、目を背けずにはいられなかった来は、命を断とうとするが何者かに助けられる。
その存在さえ隠すように闇に溶け込む場所を拠点とし、来と同じような境遇を持つ者がそこに集まっていた。

生きる意味など見出せないと、不満を募らせる来に、来を助けた男、成介は優しい言葉など掛けはしなかった。

『この世には、身を隠してでも生きなくてはならない理由を持つ者がいます。僕もその一人です』

自分は一度死んだ……その思いは、向上心にはならず、感情が欠落したかのような来に成介は、クセのありそうな麻緋と共に任務を遂行させる。


それぞれに闇を抱え、闇に染まる。
そしてそれは、来が全てを失う事となった理由へと繋がっていく。

『白が正しいとも限りません。勿論、黒が間違っているとも言いません。そもそも、白が正しくて、黒が間違っていると決められるものではないでしょう』

式神を持つ成介に、正邪の紋様を持つ麻緋。最強とも思える術者たちが何故、闇の中でしか生きられなくなったのか……そして、来が自らの命を断とうとした事も全て悪因があった事に気づく。

『儺(な)』を持つ者は、黒の衣を纏って鬼を祓う……いつしかそれは、鬼を祓う者ではなく、鬼そのものと変わっていった。

転換された元よりの意味、それは彼らに重ね合わされていた事だった。
鬼を追い遣るは四方へと……。
四地相応。
東は麻緋。西は来。南は成介。北は京一郎が住んでいた方角であった。
来は、自分を含めて彼らにも『白羽の矢』が立っていた事を知り、初めから狙われていた事を確信する。

失った全ての意味を掴み、取り戻そうとする『闇犬』の、任務という闘いが始まる。
Nコード
N8901JB
作者名
成橋 阿樹
キーワード
残酷な描写あり シリアス ダーク 男主人公 現代 バディ 呪術 バトル ファンタジー 吉凶 占術術式
ジャンル
ローファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日
2024年 05月27日 17時23分
最新掲載日
2025年 05月30日 17時48分
感想
1件
レビュー
0件
ブックマーク登録
5件
総合評価
30pt
評価ポイント
20pt
感想受付
受け付ける
※ログイン必須
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付ける
※ログイン必須
開示設定
開示中
文字数
191,745文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N8901JB| 作品情報| 連載(全98エピソード) | ローファンタジー〔ファンタジー〕
『僕が今、目にしているものは僕の未来に必要な事なのか』 突如訪れた悲劇に、目を背けずにはいられなかった来は、命を断とうとするが何者かに助けられる。 その存在さえ隠すように闇に溶け込む場所を拠点とし、来と同じような境遇を//
N9876IA| 作品情報| 完結済(全181エピソード) | 歴史〔文芸〕
前作『処の境界』の続篇。 呪いの神社から始まった国主継承権復活。人形《ひとかた》に穢れを移し、呪いを掛けた者へと呪詛返しを行なったが、陰陽師、紫条 流の体には痣が残ったままだった。 それでも無事に高宮は国主の位を継いだ//
N6751HG| 作品情報| 完結済(全182エピソード) | 歴史〔文芸〕
奔放僧侶+性悪陰陽師+最弱主人公 舞台は仏教伝来から現代に至ってまでの時代融合した世界。 豊富な知識を持つ彩流 依は、国に属する正式な陰陽師の家系である、紫条 蓮と共に、蓮につく式神を求めてある山中に入った。その山は//
N8970GM| 作品情報| 完結済(全161エピソード) | ローファンタジー〔ファンタジー〕
『望まないものの方が容易に掴めるなんて……あんまりだ』 比較的おとなしく、真面目でそのうち最強になる予定の主人公(呪術医)。態度も口も悪いが頼れる男(最強呪術師)と呑気で自由気ままで何処かズレてる男(天才呪術師)と馬鹿//
N4122GX| 作品情報| 完結済(全168エピソード) | ローファンタジー〔ファンタジー〕
呪術師たちが住まう森には、主という存在が立てられていた。 主が持っていた一冊の書。そこには、精霊の力を得る方法と、数百年生きる男の存在が書き記されていた。 その男は、心臓に宿し力を持った者……宿した力は『精霊』の力だ。 //
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ