- あらすじ
- 膨大な戦力を投入した帝国と旅団の戦いに、勝利者はいなかった。互いに消耗した両者の間には一時的な休戦状態が生じ、そのはざまで秀明と西姫の二人は、寂れた島で人知れず再会した。彼らは愛を確かめ、密かに帝国内の長崎に帰った。だが、再び力を取り戻しつつあった帝国は、長崎のカトリックの民たちを急襲。西姫はおとりとなって秀明とカトリックの民たちの脱出を助けた。秀明は、カトリックの箱舟艦隊を逃亡させ、追ってきた帝国のトラの子である最新鋭艦隊を奪取することに成功した。
帝国は、陸上戦力をほとんど失っていたものの、それを補うためにアサシンのすべてに太極を携帯させて、霊剣操の使い手とした。さらに大規模な艦隊戦力を用意して、第二次旅団攻略を開始した。帝国の第二次旅団攻略戦が始まると、記憶を書き換えられた西姫は、林正煕の息子、林正煕を夫とし、鳴沢やアサシンらとともに、旅団をケデロンの谷、そして神殿の丘へと追い詰めていった。そのさい、帝国は陸上戦力を喪失したものの、艦隊の上陸強襲部隊がアラビア半島を攻略し始めた。他方、秀明は防衛体制を急ぐ旅団に参加したものの、帝国の圧倒的な戦力の前に旅団は壊滅した。
旅団の工作員たちを逃がすために、秀明はふたたび西姫と対峙した。西姫は、夫となっていた正煕を秀明に両断された怒りで秀明を襲う。だが、西姫もまた、鳴沢と絶姫の目の前で、秀明に袈裟懸けに切られてしまう。西姫を失って怒り狂った鳴沢は、強大な結界によって秀明と絶姫をモアブの時間断層の中に閉じ込めてしまう。
60年後に脱出した秀明と絶姫。しかし、旅団は消え去り、帝国は既にアフリカ・欧州征服を完成させていた。秀明と絶姫は啓典の主の預言によってアキーとタエに名前を変え、帝国を覆しかねない秘密を胸に秘めながら、滅びたはずの旅団と残された啓典の民を探す旅に出た。
ペトラに達した二人は、ジブチの旅団本拠地と啓典の民たちはほとんどが帝国に征服されたことを知った。同時に聖杯城に向かうべきことを知り、エチオピア高原のシミエンに向かった。だが、聖杯城と言われたところはすでに落城していた。そこで二人は煬帝国の中枢である鳴沢たちがトランシルバニアに本拠を構えていること、そして旅団の隠された中枢アクスムを知った。アクスムに至った二人は、老ジャクランと再会した。死期にあったジャクランは、二人に未来を託して天に召されていった。 - Nコード
- N8896GS
- シリーズ
- 重力波・念動力のもたらす層流と渦動の世界 霊剣奇譚
- 作者名
- Iassy Quassia Psaki
- キーワード
- R15 オリジナル戦記 伝奇 ネット小説大賞十感想 アニーク大賞 ドリコム大賞2 キネノベ大賞9 ESN大賞5 集英社小説大賞4 HJ大賞4 OVL大賞9 ネトコン11感想 キルタイム異世界大賞
- ジャンル
- ハイファンタジー〔ファンタジー〕
- 掲載日
- 2021年 07月15日 00時00分
- 最終掲載日
- 2021年 10月31日 12時00分
- 感想
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- 文字数
- 91,528文字
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煬帝国と鬼没旅団の戦い 霊剣奇譚 2
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