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あの神学生、タダの川水を小瓶に詰めただけの代物を「聖水」と称して、少女に売りつけやがって。とんでもない詐欺師だ!ーーえ? だからこそホンモノ?今度は領主様にお城に呼ばれて?大丈夫なんですか?

短編
あらすじ
男爵家の三男坊ライアー・トラスト、洗礼名ロゴスは、平民落ちの危険を回避し、将来も羽振り良く暮らしたいがために、神学校に入学し、聖職者を目指していた。
そして神学生ロゴスとして、ある夏の日、夏期休暇を利用して、辺境の地へやって来た。
そこで、母親の病気を治したいために必死に神様に祈る少女エミリアに出逢い、彼女に「聖水」を売りつけた。
代償として、少女から父親の形見などをたっぷりと受け取った。
だが、その「聖水」は、タダの川水を小瓶に詰めただけの代物だった。
神学生ロゴスは詐欺を働いたのだ。
ところが、なぜだか、その「聖水」を口にした母親の病が癒えて、娘は狂喜乱舞する。
「あの聖水はホンモノだわ!」と。
やがて、「祈る力で聖水を作り出せる神学生」として、ロゴスは、現地の領主バラン・テミスト辺境伯によって城へと呼びつけられた。
そして厳命された。
「たかが下女勤め風情の母親の病を癒したのだ。今度は、我が娘、レミーを癒やせ! 娘レミーが快癒するまで、貴様を逃すつもりはない」と。

※ざまぁの連鎖作品です。
※『夏のホラー2025』参加作品です。
※他サイトでも掲載しています。
Nコード
N8809KT
作者名
大濠泉
キーワード
残酷な描写あり 夏のホラー2025 シリアス ダーク 母の快癒を祈る少女 謎の青年神学生 聖水 お父様の形見 男爵家の三男坊 辺境伯からの呼び出し 辺境伯令嬢の病 名水を生む泉 管を何本も繋げた棺 帝国の侵攻 神聖王国の衰退 聖人伝説
ジャンル
ホラー〔文芸〕
掲載日
2025年 07月23日 12時10分
最終更新日
2025年 08月28日 22時08分
感想
3件
レビュー
0件
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総合評価
224pt
評価ポイント
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文字数
9,588文字
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