- あらすじ
- 日笠ヒマリ(ひかさ・)は、この街を縄張りとする吸血鬼である。
定期的に人間の血を吸わないといけないのと、運動神経が優れていることを除くとあまり吸血鬼らしくない、今どきの女の子だ。
ヒマリはいつも自分に新鮮な血を売ってくれる、「時計フェチ」の黒髪少女の白坂雪音(しらさか・ゆきね)と(本意ではないが)意味もなくつるんでいる。あまりカッコつけるのは好きじゃないくせに、まるで「町中警察」でもなったかのようにこの街を見守る(そんな気分を味わう)こと、それがヒマリの毎日の楽しみだった。
ここに非日常なことは自分と白坂、この二人しかありえない。
変わりもない穏やかな毎日を過ごしながら、ヒマリはずっと、そう信じていた。
・・・
だが、ある日から突然、ヒマリの日常はだんだん変なものになってゆく。
いきなりやってきた、自称「非日常を連れてくる」お嬢さんとのへんてこな出会い。
それから急に始まった、どう見ても謎とは無縁の、冴えない男の体の「中」に無理やりに入られること、続々登場する変人たち、その人たちにとっかえひっかえされる冴えない男の体。それに肝心の、「その冴えない男」の中の人(であるはずの誰か)はまったく不明。
今まではなかったはずの謎、そして、これまたいきなりすることになってしまった廃校侵略ー。
わたしの縄張り(テリトリー)で、こんな胡散臭いことを放ってはおけない。ましてや、自分の知らないことが一つでもあるなんてありえない。
そう思ったヒマリは、結局この「どう転ぶかわからない面倒な出来事」にどんどん巻き込まれてゆくー
本作は、個人サイト「Lirues lab. 」にも連載しております。
提供・ Lirues lab. /月島健太郎構成員一同
<各章の説明>
基礎知識/これを順番通り読んでおくと、あとは本編のどこから読んでもオッケーのはずです。
本編/ここからは基本的に、お好きなエピソードだけ読んでいただいてもかまいません(ただし、エピソードに数字がついてる場合には、その順番でお読みください)。
よくわからなかったら、一応順番通りに読んでみてください。基礎知識の章を読み終えたら、あとはどんな感じで読んでいただいても大丈夫です。 - Nコード
- N8751FP
- 作者名
- リル
- キーワード
- R15 日常 なんでもあり バラエティ 現代ファンタジー らしくないけど吸血鬼 体をとっかえひっかえ 不条理
- ジャンル
- コメディー〔文芸〕
- 掲載日
- 2019年 07月12日 00時54分
- 最新掲載日
- 2022年 07月26日 22時58分
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- 評価ポイント
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- 文字数
- 116,167文字
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