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- あらすじ
- 溝口家の大黒柱、溝口父には昔からの夢があった。
それは墓を建てることである。
ある夏、溝口父もとい溝口少年は墓というものに憧れを抱いた。
そのきっかけは教科書に載っていた歴史上の人物の墓の写真である。
死者、その人の偉大さを死後何十年、何百年経とうとも伝え続ける不滅の石碑。
最後の家。寡黙な要塞。
学校から家に帰った溝口少年は父親に
うちの墓はどのようなものか、どこにあるのかと訊ねた。
すると父親はただ一言。
「ねえよそんなもんは」
- Nコード
- N8562II
- 作者名
- 雉白書屋
- キーワード
-
ショートショート
- ジャンル
- 純文学〔文芸〕
- 掲載日
- 2023年 08月13日 16時00分
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- 文字数
- 2,885文字
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