- あらすじ
- 「――君との婚約は破棄する。僕が選んだのは、聖女ミレーヌだ」
卒業の大舞台でそう宣言した第一王子フレデリクに対し、公爵令嬢ノエラの反応は……渾身のガッツポーズだった。
「やったぁぁぁっ! 自由だぁぁぁっ!!」
会場、凍りつく。王子、目を見開く。聖女、固まる。
そして――フレデリクは、人前で泣いた。
ノエラには生まれつき【絶対鑑定眼】というスキルがある。人・物・魔法の「真の情報」が全て視える目だ。しかしこの能力、見えるのは真実だけ。嘘で塗り固められた宮廷生活は地獄でしかなかった。
特に最悪だったのが、王子の傍にいる聖女ミレーヌ。ノエラの目には彼女のステータスが丸見えだ。
(【聖女の加護】……なし。【魅了・洗脳】……あり。スキル名『涙の支配者』――やっぱり全部フェイクじゃないですか)
だが、婚約者の立場では迂闘に告発できなかった。証拠がノエラの「目」にしかないからだ。
自由になった今は別。ノエラは去り際、振り向きもせずに一言だけ残す。
「殿下。聖女様のスキル欄、一度ご自分の鑑定士に調べさせたほうがいいですよ。『涙の支配者』って、聖女のスキルじゃなくて魅了系のスキルですから」
会場がどよめく中、ノエラは晴れやかな笑顔で式場を後にした。
- Nコード
- N8514LU
- 作者名
- 四宮 あおい
- キーワード
- ギャグ 女主人公 西洋 ハッピーエンド 悪役令嬢 ラブコメ ファンタジー ざまぁ 貴族 婚約破棄 聖女 才能
- ジャンル
- 異世界〔恋愛〕
- 掲載日
- 2026年 02月20日 17時07分
- 感想
- 36件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 1,124件
- 総合評価
- 35,424pt
- 評価ポイント
- 33,176pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 12,425文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
婚約破棄を告げられた瞬間ガッツポーズしたら、王子が泣いた
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N6351LU|
作品情報|
連載(全15エピソード)
|
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
辺境伯令嬢ティナの日記帳に、ある日から謎の文字が勝手に書き込まれるようになった。「第一層クリア。HP残12。ポーション切れ。つらい」――それは王国随一の勇者ルディの「セーブデータ」だった。どうやら彼の記録魔法の保存先が、//
N7405LV|
作品情報|
短編|
異世界〔恋愛〕
「身の程を知れ、この平民上がりが!」
男爵家の養女エレノアは、婚約者である子爵令息アルベールに、夜会の衆目の前で婚約破棄を突きつけられた。隣には涙ぐむ可憐な令嬢。どうやら「真実の愛」に目覚めたらしい。
身の程を知れ、と言//
N8514LU|
作品情報|
短編|
異世界〔恋愛〕
「――君との婚約は破棄する。僕が選んだのは、聖女ミレーヌだ」
卒業の大舞台でそう宣言した第一王子フレデリクに対し、公爵令嬢ノエラの反応は……渾身のガッツポーズだった。
「やったぁぁぁっ! 自由だぁぁぁっ!!」
会場、凍り//
N8864KT|
作品情報|
短編|
異世界〔恋愛〕
昨日まで意地悪だった婚約者が、今日は国政を改革し、明日は魔物を討伐するらしい。
公爵令息ヴェルナーは、転生した乙女ゲームのシナリオ通り、悪役令嬢ヘルミーナを断罪するはずだった。だが、完璧超人へと変貌した彼女を前に、ヴェル//
N9929KS|
作品情報|
短編|
ホラー〔文芸〕
愛する夫に裏切られ、お腹の子供ごと井戸の底へ沈められました。けれど、悲しまないで。私は、あなたの喉を潤すその一杯の水に溶け込み、毎晩ご挨拶に伺いますから。
――さあ、今宵のお水は、どんな味がしますか? 私が沈んだ、あの井//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。