ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

娘と槌と月の残骸

連載中 全1エピソード 1エピソード目を読む
あらすじ
 私は一般的な娘ではなかったのだと思う。

他の子たちが野原で花と戯れる中、私はかまどで火花と戯れていた。
煌めく宝石には見向きもせず、揺らめく炎に魅入られていた。
皆が魔術師の杖を振るう中、私は鍛冶師の槌を振るっていた。
布を織ること無く、剣を鍛えつづけた。

 ただひたすらに父の背を追い、いつかその名を継ぐと信じて疑わなかった。

 しかし、ある日気づいてしまったのだ。

今揃えられる最善の素材で、自分の最良のコンディションで、籠められる最大の魔力で、鍛えられる最高の魔剣を作り上げたその日に。

 ああ、私は父を超えることが出来ないと

だから、これは拗ねた私の我が儘だ、ただの八つ当たりで、ちょっとした嫌がらせで、僅かな希望に縋った悪あがきだ。

そしてあえて言うなら家出のだしでしかないのだが、とりあえず母の痕跡を追ってみようと思う。

Nコード
N8478ET
作者名
kin
キーワード
残酷な描写あり 女主人公 ほのぼの シリアス
ジャンル
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日
2018年 05月22日 23時10分
最新掲載日
2018年 05月22日 23時10分
感想
0件
レビュー
0件
ブックマーク登録
0件
総合評価
0pt
評価ポイント
0pt
感想受付
受け付ける
※ログイン必須
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付けない
開示設定
開示中
文字数
1,076文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N8478ET| 作品情報| 連載(全1エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
 私は一般的な娘ではなかったのだと思う。 他の子たちが野原で花と戯れる中、私はかまどで火花と戯れていた。 煌めく宝石には見向きもせず、揺らめく炎に魅入られていた。 皆が魔術師の杖を振るう中、私は鍛冶師の槌を振るっていた//
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ