短編
- あらすじ
- あらすじ) 視線恐怖症に悩む女子高生の森野姫子は長年その毎時の症状に耐えてきた。そして高校
二年 の二学期始業式、紅眼白髪 の美少年、 「魚見 秋」に出会う。 姫子は美しすぎる秋を警戒しながらも付き合う内に姫子は秋の美の影響で心象を躁とし、
視線恐怖症が快癒する。それによって姫子は秋を自分の 「運命」と捉えていく。
し か し 、そ の 運 命 を 邪 魔 す る 人 間 が 現 れ る 。姫 子 の 視 線 恐 怖 症 の 原 因 の 過 去 に 姫 子 を 中 傷 した 「塩見 有」が秋に関わろうとする。姫子は逡巡を重ね、熟考するうちに秋を運命を自
分の手に掴むままにするには秋ともっと深い契約が必要だと感じるようになる。それはつ まり、秋と恋人になるという事だ った。姫子の視線恐怖症を含めた告白を秋が聞くと、「僕 た ち の 幸 福 の 永 続 の た め に 君 の 行 為 が 必 要 だ 。運 命 の 証 を 立 て る た め に 、塩 見 有 を 殺 そ う 」 と 秋 が 言 い。 そ し て結 果 、 姫 子 は有 を 殺 す 。
有を殺害した結果、完全な精神を得た姫子は、視線恐怖症を克服した。その色 の無 い無感 情な視界は実は秋の精神の模写であった。姫子の殺意の生成者の秋のおかげで殺意の極彩 色を感じることなく有を殺しめた姫子はまさに有を殺すことによ って自分の精神を殺した。 そ し て 秋 は 姫 子 の 殺 意 の 極 彩 色 に 目 が 眩 み 、自 分 の 殺 意 で 無 い も の に 自 己 の 精 神 を 病 み 、狂
っていく。姫子と秋はお互いにお互いの精神を模写していたのだ った。 姫子はその秋の精神の経過を見抜いていて、秋の姫子の殺意の所有によって病んだ精神 は自身の殺意で無い正当性の無い殺意によって正当性のない殺人を行うと予言した。そし てさらに自分の無感情の色の無い視界は殺意無しには持ちえる視界ではなく、私は生きた 死 人 に な る と 直 感 す る 。そ し て 自 分 た ち の 崩 壊 を 止 め る た め に 秋 に 殺 害 を 行 わ せ 、そ の 殺 意
を所有するか、もしくは秋を殺し自身 の殺意 の所有権を返してもらうかだ った。 斯くして秋は自身の精神の生存をかけて殺人を行う。 - Nコード
- N8198EJ
- 作者名
- nelnel
- キーワード
- 残酷な描写あり 日常 青春 ハードボイルド 私小説 ホームドラマ
- ジャンル
- 現実世界〔恋愛〕
- 掲載日
- 2017年 11月17日 13時55分
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