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Attri-tY

あらすじ
【人とスチールは同じ人間です。だから仲良く生きましょう】
【人とスチールは別の生き物です】
【人のなかのイーターは、能力を駆使してスチールを殲滅しましょう】
【人も人というイーターもスチールも共存すべきです】
【人も人というイーターもスチールもみんな味方です。本当の敵はミートです】
【みんなで一緒にミートを倒しましょう】=要検討

etc.

様々な想いがあった。その時その時で力の持った者が発する言葉に世間は流された。簡単に流されてしまうほど、その時の世間は混乱していた。未知の生命体はいつか読んだ漫画のように人を襲うものなんだと子供も大人も男も女も誰もが誰もそう思った。だから次に現れた未知の生命体も人型をしていたのにかかわらず処分の対象になった。彼らは自分たちを人間だと言ったが人にはそれを信じるだけの証拠はなかった。それ以上に、勇気がなかった。

【人とスチールは別の生き物です】

最初の犠牲者は、人を救ったスチール。

【人のなかのイーターは、能力を駆使してスチールを殲滅しましょう】

それからはまるで流れるようにスチールは死んでいった。

【人とスチールは同じ人間です。だから仲良く生きましょう】

そんな言葉が表に立って世間を落ち着かせるまで、どれだけの血がながれたのか。

【人も人というイーターもスチールも共存すべきです】

【人も人というイーターもスチールもみんな味方です。本当の敵はミートです】

スチールよりも前に現れた最初の未知生命体、ミート。それを倒すことだけが本来人間達のすべきこと。
しかし今でも、共存意識はごく一部にしか伝わらない。



「共存区域がまた拡大するらしい」

どこかで聞いたその言葉。

「うちの区域もそこの仲間入りだってさ」

多分これは、学校で聞いた。

「そうすると、来るんでしょ? スチールが」

共存のための第一歩だと。

「正直、どうでもいいよね。嫌でもないけど、関わりたくもないや」

グループに属していれば無難な選択だと思う。加えて、現れたスチールも自分から接してこようと思わなかった。とすれば当然の結果。

誰も彼女とは関わらない。

世間の言葉に感化されたわけじゃない。

俺は人だけが住むここに長らく住んでいたけれど。

ずっと、ずっと前からそのつもりだったから、だから声をかけただけ。
Nコード
N7964CE
作者名
ゆきながれ
キーワード
R15 残酷な描写あり ファンタジー 魔法 学校/学園 シリアス 高校生
ジャンル
ノンジャンル〔ノンジャンル〕
掲載日
2014年 07月13日 22時14分
最新掲載日
2016年 06月05日 22時45分
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評価ポイント
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文字数
161,239文字
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