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僕はウォーターバッグ、人生はスイッチバック

あらすじ
 僕は所詮、ただの水袋だ。
 だけどクラスメイトは泥水の入ったズタ袋だから、それよりはマシだと思っている。
 僕は昼間から飲んだくれている母と二人で暮らしている。
 ピンクのカラスである父は、ミーハーな女と浮気して家を出たが、近所に住んでいる。

 僕の周りは、悪意の無い悪党である父の他にも、ヘドが出るような連中ばかりだ。
 借り物の言葉で説教するキツネの教師。優越感に浸りたい上げ底コップの同級生。
 豆電球をチカチカさせる高慢な実業家。クソ宗教を布教する白塗りオバサン。
 犬を使い捨てにするケーキのホステス。ボルト付きの不快なヤンキー。
 他にも色々といる。

 そんな連中ばかりの世界で、唯一の友達は、マヌーというブリキのロボットだ。
 マヌーは30歳を超えているけど、頭の中身は子供だ。
 それと、従兄のオサミさんも、僕は大好きだ。
 オサミさんは胸の辺りにスピーカーが埋め込まれていて、音楽を溜め込んで消化しているる

 そんな2人と一緒にいる時は楽しいけれど、僕は不満や苛立ちを抱えている。
 世の中は欺瞞や理不尽に満ち溢れていて、僕はハッピーから程遠い日常を過ごしている。
 ムカムカと腹の立つことも、どうしようもなく悲しいこともある。
 それでも明日は訪れるし、それでも僕は生きていくしかないんだ。
Nコード
N7893EA
作者名
古川ムウ
キーワード
日常 青春 シリアス 男主人公 和風 現代 口語 若者 純粋 無垢 孤独 一人称 幻想 狂人 妄想
ジャンル
ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日
2017年 06月09日 21時56分
最終掲載日
2017年 06月10日 21時57分
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