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濃い目の花子ちゃん

連載中 全1エピソード 1エピソード目を読む
あらすじ

もう我慢の限界だ。
ここまでやられて何も言わずにはいられない。

「アンタ誰なんだよ‼︎ 人がトイレで用足してるってのに……」

「用……? スマホをいじるのがトイレですべき用なの?」

「……?!」

コイツ、なんで俺がスマホを使っていたことがわかるんだ…?!

「今、コイツなんて勘のいい女なんだ……?!って思ったでしょ?」

勘だったのかよ!! 本気でヒビったよ!!!

「でも、あなたのすることは何だってわかる……
個室のドアの上から、私……」
「うわああああ!!!!!!」

「が見てたら怖いと思わない?」

「ああああうぜえ!!!! 何なんだよお前!!! うちの学校の生徒なのか?!おい!!!」

頼む!もう、幽霊であってくれ!!
こんなやつと学校で会いたくない!!

「う〜ん、誰だと思う?」

ああああああ!!!!!
マジで面倒くせえええ!!!!

「幽霊!! お前は幽霊だ!!!」

「そう、私は幽霊。正確には霊界憑依株式会社平社員、幸花 智聡子(さちばな ちさこ)。霊職は「花子」だから花ちゃんって呼んでね♡」

「あっ、はい。わかりました」

俺は何を納得してるんだ?!
霊職って何?!
てか、霊界にも株式会社?!
何なんだよ一体……

「君は誰?すごい気になるの」

「はぁっ?! えっ、俺は幸田 四葉…… 16歳……
ここの学校の一般生徒だ」

「四葉…… よっちゃんだね!!」

四葉で、よっちゃんか……
女子からは大体「幸田」からとって「こーちゃん」だから、新鮮だ。
悪い気もしない。

って何考えてんだ俺!!!
こんなの無視して早く帰ろう!

「悪いけど、俺そろそろ帰るからどっか行ってくんないかな?」

「わたしまーつーわ。いつまでもまーつーわ」

「そういうの良いから!!!」

「……良いよ。帰れば良いんでしょ!!! バイバイ!」

へっ……へへっ、よかった。
こんなのとずっと話してたら夜が明けちまう……
急いで帰ろ、

ガチャ

「STAP細胞は……」

バタン

もぅ、マジむり

Nコード
N7767CF
作者名
山さん
キーワード
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ジャンル
ノンジャンル〔ノンジャンル〕
掲載日
2014年 08月07日 09時24分
最新掲載日
2014年 08月07日 09時24分
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文字数
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もう我慢の限界だ。 ここまでやられて何も言わずにはいられない。 「アンタ誰なんだよ‼︎ 人がトイレで用足してるってのに……」 「用……? スマホをいじるのがトイレですべき用なの?」 「……?!」 コイツ、なんで//
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