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世界は逆さに落ちてくる

あらすじ
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◇日間 純文学〔文芸〕 ジャンル総合:
34位(連載中含む全作品対象)

◇日間 純文学〔文芸〕 完結済部門:
2位

◇週間 純文学〔文芸〕 完結済部門:
25位

◇月間 純文学〔文芸〕 完結済部門:
73位

【あらすじ】
雨上がりの午後、静かな住宅街に暮らす一人の若い母親・千紗が、通り魔に刺され命を落とした。
彼女は何もしていない。ただ、普通の日常を生きていただけだった。
犯罪に関わったこともなければ、誰かに恨まれるような人間でもない。
ただそこに「たまたま」居ただけ――それだけで殺された。

残された夫・悠真は、納得できない思いを抱えたまま葬儀を終え、社会の冷たく形式的な対応に憤りを感じ始める。
「なぜ、何も罪の無い人間が殺されなければならないのか?」
やるせない問いは繰り返されるが、答えはない。
そして、誰もが耳を揃えて口を開く。「仕方がないことだ」と。

その不条理に、悠真の心は崩れていく。
通り魔の男は「理由はない」と言い、精神鑑定により責任能力なしと診断された。
理性も倫理も、この社会では意味をなさない。
では、この世界は何なのか?
なぜ何の罪もない者が、突然「終わり」を告げられなければならないのか?

やがて悠真は、千紗の死を通して、自らの「生」の意味を深く問うようになる。
この世の価値観は真逆だ。
正しさも善悪も、誰かが勝手に作った幻想にすぎない。
この理不尽の中にこそ、この本当の世界の真実がある――。

世界の不条理と向き合う男が、最後に辿りついた“答え”とは何だったのか。
これは、「なぜ人は死ぬのか」ではなく、「なぜ、生きなければならないのか」を問い続ける者の記録である。

※カクヨムにも投稿中
Nコード
N7508KO
作者名
ひろ右衛門
キーワード
ネトコン13 123大賞6 スピアノベルス大賞1 パッシュ大賞 現代 日常 バッドエンド
ジャンル
純文学〔文芸〕
掲載日
2025年 06月04日 19時34分
最終掲載日
2025年 06月06日 01時09分
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