- あらすじ
- 「君のことが大好きなんだ!」
「うん!私も!これでやっと両想いだね!」
何度もシミュレーションした僕の頭の中の最適解。
これを使って僕は・・・。
僕は月乃(つきの)を呼び出した。
約束した場所に月乃は現れる。
前と同じ展開だ。
「悠介(ゆうすけ)、話ってなに?」
「つ、月乃!・・・そ、その・・・えっと・・・」
「・・・はあ。もういいよ。そうなよなよされるとムカつくのよね」
月乃はナイフを取り出す。
「さよなら!」
「や、やめっ」
ぐさりと。
お腹からは血があふれ出し、視点がぼやける。
月乃はナイフを拭きとった手ぬぐいを僕の上に落とす。
そして、去っていった。
このエピソードで学んだこと。
それは、答えを知っていたとしても、それと出来こととはまた違うということだ。
◇◇◇
ある日、僕は一枚の不思議な栞を手にした。
「その栞を本に差し込むとその本の世界に入れるんだ」
「本の世界に入ってなにするんだ?冒険か?」
「そう!冒険だよ!竜馬(りょうま)も行かない?」
「んー僕はいいや。本を読むのは嫌いなんだ。それよりもさっき話してた意識の世界に興味があるね」
◇◇◇
とある日記の開かれたページ。
「〇月×日」
「また栞を観測した。原因は恐らく・・・」(この先は文字がつぶれて読めない)
「△月〇日」
「例の事件は不法と判断。魔法裁判所の有罪判決を受け、執行官が・・・」(この先は文字がつぶれて読めない)
「△月☆日」
「以下、現状報告。この物語は、主人公の九条悠介(くじょうゆうすけ)が、友人の水城竜馬(みずきりょうま)の力を借りて、芥川月乃(あくたがわつきの)へ想いを伝えるラブストーリーである。悠介達は月乃の好きな人を探るべく不思議な栞を使って月乃の意識世界に潜る。しかし、そう上手くはいかず、何度か失敗を重ねた2人は、月乃の意識世界を攻略する為に新しい栞の力を求めて本の世界へと踏み入った。果たして、本の世界では一体どんな冒険が待っているのか。そして、悠介は月乃に想いを伝えることが出来るのだろうか」
日記はここで終わっている。
◇◇◇
※作者初投稿の初心者です
※異世界転移恋愛ラブコメ頭脳推理SF異能バトルモノで書きたいと思ってます
※なろう小説っぽい感じではなく少年コミックス的な感じを目指してます - Nコード
- N7043HT
- 作者名
- ちさめす
- キーワード
- 異世界転移 オリジナル戦記 私小説 異能力バトル 冒険 男主人公 恋愛 魔法 タイムリープ 現実はローファン 小説はハイファン 主人公多数 ループ ハードモード キネノベ大賞8
- ジャンル
- ハイファンタジー〔ファンタジー〕
- 掲載日
- 2022年 08月03日 22時24分
- 最新掲載日
- 2023年 05月02日 20時46分
- 感想
- 0件
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- 総合評価
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- 評価ポイント
- 12pt
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- 121,012文字
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