- あらすじ
- LINEノベル様(https://novel.line.me/reader/novel/12627)にて投稿した作品になります。
冬の風が吹く。木を枯らす風。
雪原町に住む晏御霧彦はうなだれていた。うるさい幼馴染が日常を壊していく音に。
平凡と静寂を求める少年は、悲しく笑う少女に。
悲惨な過去を持つ少女は、ヒーローのような少年に。
二人をよく知る者たちは、温かく。
日常とは何か、当たり前というものは何か。
それを探し、求め歩く物語。
桜色の髪が春の温かみを彷彿とさせる。
冬の中に咲く桜のような神殿みやはは、少しの後悔を抱えながら霧彦と歩いていこうと決めた。
霧彦もまた秘密を持ちながら。
持っているのは悪でもあり、善でもある。
それは人が選択すること。
自分が決めたこと。
理の中で霧彦とみやはは進んでいった。
平和な日常、その中を。
生徒失踪事件。
それが日常を壊していった。
香雪虫。
その虫を中心として。
大切なことは人生を楽しむこと。
楽しむことを日常とすること。
それを忘れてしまっては人生を過ごせない。
だから霧彦は彼女と歩んでいった。
ただうるさく舞う木枯らしは、ピアノの旋律を忘れさせただ寒さだけを持って木を枯らしていく。
そんな木枯らしは、人々を震えさせ攫って行った。
攫われた人々は天を仰いだ。
人々に、神のご加護があれと。
それでも人の怨念は広がっていく。
憎まれ口をたたいたり、ただの嫉妬だったり。
ほんの小さな怨念は徐々に集結し、人を食らっていった。
そうしてできた世界のお話。
勇気と希望が必要、優しさを真似るお話。
- Nコード
- N6883GI
- 作者名
- 玉時雨
- キーワード
- 身分差 悲恋 日常 青春 ミステリー ヒーロー ラブコメ シリアス 男主人公 和風 学園 現代
- ジャンル
- ローファンタジー〔ファンタジー〕
- 掲載日
- 2020年 07月03日 21時09分
- 最終掲載日
- 2020年 07月14日 20時22分
- 感想
- 0件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 0件
- 総合評価
- 10pt
- 評価ポイント
- 10pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 100,117文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
木笑み風~木枯らしのなかで奏でる~
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品
N9468GJ|
作品情報|
完結済(全35エピソード)
|
異世界〔恋愛〕
砂が舞う。
滅びゆく世界。
その間幕劇。
それは一瞬の出来事。
ひと時の幸せ。
目の前に広がるのは荒れ果てたビル群、何かを研究してただろう正方形の建物、作り出す工場。
どれもこれも朽ち果てて建物というには余//
N6883GI|
作品情報|
完結済(全53エピソード)
|
ローファンタジー〔ファンタジー〕
LINEノベル様(https://novel.line.me/reader/novel/12627)にて投稿した作品になります。
冬の風が吹く。木を枯らす風。
雪原町に住む晏御霧彦はうなだれていた。うるさい幼馴染が日常//
N8879GH|
作品情報|
完結済(全6エピソード)
|
現実世界〔恋愛〕
今作はLINEノベル様(https://novel.line.me/reader/novel/9297)にも掲載しております。
「あなたは見たいもの、ありますか?」
天宮町という小さな町で暮らす少年は学校に行くこと//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。