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かくれ隠爾

短編
あらすじ
かあ。
からすの声。
山の裾野で集まって遊んでいた子供たちが夕焼けを見て、帰る時間だと気づきます。
「おしまいにかくれんぼうだ」と一人の子が言い、みんなでオニをきめます。
オニはきまっていました。
オニが一人目隠しをしてしゃがみ、「もういいかい?」ときくと、子供たちはみんな「まあだだよ」と言って、駆け出します。
そのうち、子供たちの声はきこえなくなりました。
オニはひとりぼっちだと気づきました。
オニはとても心細くなって、自分で「もういいーよ」とつぶやきます。
オニはずっとオニだったので、そのせりふは言ったことがなかったのでした。
すると、その声に、どこからか、「ちゃんとかくれて」。
新しいかくれんぼう遊びの始まり。
オニだった男の子は初めて隠れる役になったのでした。
うれしくなったオニは一所懸命隠れ場所を探します。
途中で、かくれんぼうする相手がかわります。その子はとてもきれいな声をした優しい子でした。
その子とのかくれんぼうで男の子は不思議な体験をします。
そして、男の子はその声のきれいな子に出会い、あまりの美しさに胸が一杯になります。
その子とずっと一緒にいたいとおもったのだけれど、遊びはまだ続いていました。
その間も男の子はずっとおんなの子と一緒にかわらずにいたいとおもうのですが、そうおもうほどまわりがかわってゆくのを目にするのでした。
最後は男の子にもわかりました。なみだの意味を知って。
そうして、もう一度かくれんぼうを。
Nコード
N6881EF
作者名
情情
キーワード
キーワードが設定されていません
ジャンル
純文学〔文芸〕
掲載日
2017年 09月02日 12時33分
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