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『遠風 Ⅲ ─戦場への軌跡』

あらすじ
故郷を出て、風走り隊へ入隊した遠風。
そこで学んだのは、強さではなく、生き残るための判断だった。
走らず、無駄に距離を詰めず、
弓で敵を制し、近づかれた時だけ槍に切り替える。
速さを誇る隊の中で、遠風は常に一拍遅いように見えた。
だが実戦では、その判断だけが、なぜか残り続けた。
分隊行動の中で、遠風は次第に浮いていく。
連携は正しい。命令も正しい。
それでも、一人で動いた時にしか届かない場所があることを、
遠風は否応なく理解してしまう。
やがて遠風は、
偵察や攪乱といった単独行動を任される存在となる。
それは栄誉でも罰でもなく、
ただ「そういう役割」だった。
ある日、進軍する敵軍の情報がもたらされる。
その旗と編成は、遠風の記憶と一致していた。
かつて、故郷を焼いた軍だった。
怒りはある。恨みも消えていない。
だが遠風は、それを口にしない。
弓を整え、槍を確かめ、進む道を選ぶ。
走らない。
ただ、止められるかどうかを量る。
そうして遠風は、
まだ戦っていない戦場へ向かう。
この物語は、その軌跡を描く。
Nコード
N6702LN
作者名
骨の和
キーワード
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ジャンル
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日
2025年 12月23日 09時14分
最終掲載日
2025年 12月23日 09時36分
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+注意+

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