ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

オニタと竜の仮面

あらすじ
 洞穴で横になっているとき。山の中で手ごろな石に齧りついているとき。時々、麓の村の子どもたちの笑い声が、風に運ばれて聴こえてくることがありました。
 その頃は、まだヒトというものに出会ったことのなかったオニタには、それが何の声なのかはっきりとわかりません。ただとても楽しそうだ、ということだけがなんとなく伝わるのみでした。
 何度も何度も昼と夜が過ぎ、そのたびにオニタは空腹を感じて、近くに転がっている石を食べました。それ以外の時間はというと、石や草花をすりつぶしたものを使って壁に絵を描いて過ごしました。時折訪ねてくる竜だけがオニタの話し相手でした。
Nコード
N6679DB
作者名
ノイジョン
キーワード
冬童話2016 ファンタジー
ジャンル
童話〔その他〕
掲載日
2016年 01月13日 21時03分
最終掲載日
2016年 01月14日 00時00分
感想
2件
レビュー
0件
ブックマーク登録
2件
総合評価
23pt
評価ポイント
19pt
感想受付
受け付ける
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付けない
開示設定
開示中
文字数
20,347文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N5769HU| 作品情報| 短編| ホラー〔文芸〕
ある雨の日。アパートのゴミ捨て場でラジオを拾った。 夏のホラー2022参加作品
N7486HR| 作品情報| 短編| ローファンタジー〔ファンタジー〕
 鈴の音が鳴る。  来訪者を告げる鈴の音。  私は身なりを整えて来訪者を出迎える。  この図書館の司書として。  たとえ今回の来訪者も、私が待ち続けている相手でなかったとしても。  一応、春の推理2022用に書き始めた//
N5581HO| 作品情報| 短編| 童話〔その他〕
物心ついた頃から少年は小さな星にずっとひとりでした。 いつも夢に見るのは、記憶にないはずの、少年の頭を撫でてくれるだれか。 ある夜、少年が夜空を眺めていると、星が落ちてきます。 冬童話2021に間に合わなかったというか//
N5648GS| 作品情報| 短編| 童話〔その他〕
 アオイのおじいちゃんは、近所の材木屋さんから余った木材をもらってきて、おもちゃを作るのが趣味でした。  アオイの家にはおじいちゃんが作った積み木や、木製のおもちゃがたくさんありましたが、その中でも、アオイが生まれた時に//
N7344GL| 作品情報| 短編| ホラー〔文芸〕
 手からなにかがこぼれ落ちていく感覚だけがあった。  なにかを失くしてしまったらしい。取るに足りないものもあったし、とても大事なものもあったはず。  なにかを拾ってしまったらしい。それは気づかぬうちに手元にあって、それ//
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ