- あらすじ
- 三年前に閉館した古い市立図書館。
最後の利用者だった「僕」は、閉館後もこっそり複製した鍵で毎夜忍び込み、誰もいない書架をさまよっていた。
ある夜、三階の閉架書庫で背表紙に何も書かれていない黒い本を見つける。
ページを開くと、そこには自分の筆跡で書かれた日記が綴られていた。
しかも、日付は今日、そして明日——。
貸出カードには「僕」の名前と、返却予定日「明日」が記されている。
本の内容は、図書館に忍び込む「僕」自身の行動を、まるで未来から記録しているかのようだった。 やがて背後で足音がし、振り返った先にいたのは、もう一人の「僕」。
同じ顔、同じ服、同じ懐中電灯。しかし目は長い闇に慣れきったように濁っている。
「ここは閉館したんじゃない。僕たちが閉じ込められただけだ」
そう告げられた瞬間、図書館は無数のページをめくり、無数の貸出カードが舞い上がった。
すべてに「僕」の名前、そして返却予定日は永遠に「明日」。 今、僕は三階の閉架書庫でその黒い本を抱え、次の「僕」を待っている。
鍵はもう複製してあるだろう。
君が来るのを、ずっと待っていたよ。
- Nコード
- N6400LL
- 作者名
- 寧楽雨 まい
- キーワード
- 残酷な描写あり ホラー
- ジャンル
- その他〔その他〕
- 掲載日
- 2025年 12月05日 20時56分
- 最終掲載日
- 2025年 12月05日 20時56分
- 感想
- 0件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 0件
- 総合評価
- 0pt
- 評価ポイント
- 0pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 1,199文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最後の読者
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N6400LL|
作品情報|
完結済(全1エピソード)
|
その他〔その他〕
三年前に閉館した古い市立図書館。
最後の利用者だった「僕」は、閉館後もこっそり複製した鍵で毎夜忍び込み、誰もいない書架をさまよっていた。
ある夜、三階の閉架書庫で背表紙に何も書かれていない黒い本を見つける。
ページを開く//
N1621LL|
作品情報|
短編|
その他〔その他〕
ある朝、【#%!&】は自分のSNSアカウントが完全に消えていることに気づく。
フォローも投稿も、去年の湘南のプロフィール写真すら跡形もなく消えていた。それが始まりだった。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。