ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

繰り返しの手紙

短編
あらすじ
二十八歳の田中大輔のもとに、故郷の祖母から一通の手紙が届いた。

「大好きです」

そう綴られた手紙は、どこか季節感がずれていて、文字は震えている。
週末、実家に帰った大輔を待っていたのは、認知症と診断された祖母の姿だった。そして母が見せてくれた引き出しには、同じ内容の手紙が何十通も束ねられていた。
祖母は毎日、書いたことを忘れては、また同じ手紙を書き続けていた。
記憶を失い、やがて大輔の名前も、顔も、自分が誰なのかさえ分からなくなっていく祖母。それでも彼女の手は、毎日便箋に向かい、ペンを握ろうとする。

「大切な人に、想いを届けなければ」

その一心で。
会うたびに「初めまして」と言われても、大輔は祖母のそばにいることを決めた。一緒に手紙を書き、一緒に桜を見上げ、一緒に時間を過ごす。

記憶が消えても、愛は消えない。

祖母が最後に力を振り絞って書いた言葉は――
繰り返される日常の中で紡がれる、祖母と孫の、かけがえのない日々の
涙なしには読めない、記憶と愛の物語。
Nコード
N6181LL
作者名
暁の裏
キーワード
ドリコム大賞4 123大賞7 なろうラジオ大賞7 第2回ルフナ大賞 OVL大賞11 なろう感想企画 冬童話2026 ほのぼの 男主人公 現代 日常 私小説
ジャンル
その他〔その他〕
掲載日
2025年 12月06日 10時00分
感想
1件
レビュー
0件
ブックマーク登録
1件
総合評価
10pt
評価ポイント
8pt
感想受付
受け付ける
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付ける
※ログイン必須
開示設定
開示中
文字数
8,512文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N8452KZ| 作品情報| 連載(全21エピソード) | 現実世界〔恋愛〕
黒峠町の高校に通う1年生・渡部元樹のクラスに、ある日一人の転校生がやって来た。 名前は柊奈々美。 黒髪に沈んだ瞳を持ち、どこか影をまとった少女だった。 最初は無口でよそよそしい彼女だったが、先生の指示で元樹の隣の席に座//
N7335LK| 作品情報| 連載(全7エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
小さな体で、世界を救えるか? 高校生の神崎悠斗には、誰にも言えない秘密がある。 部屋のクローゼットの奥に隠された、精巧なフィギュアコレクション。 中でも最も大切なのは、1/10スケールの「ルーナ」── 架空のRPG『星辰//
N5739LA| 作品情報| 連載(全19エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
平凡な青年・一ノ瀬悠真は、ある日突然異世界へと転生してしまう。 特別な能力もなく、戦闘経験もゼロの凡庸な彼だが、唯一の頼みは相棒となるAI。 しかし、このAIはまだ声を出せず、ディスプレイに文字を表示するだけ― 森での//
N6801LM| 作品情報| 短編| 現実世界〔恋愛〕
仕事で失敗し、雨に打たれながら彷徨っていた私は、路地裏で不思議な喫茶店を見つけた。 「雨音喫茶」――雨の日にしか開かない店。 穏やかな女性マスターが淹れる「雨音ブレンド」は、その日の雨に合わせて選ばれる。「迷いの雨」「決//
N6181LL| 作品情報| 短編| その他〔その他〕
二十八歳の田中大輔のもとに、故郷の祖母から一通の手紙が届いた。 「大好きです」 そう綴られた手紙は、どこか季節感がずれていて、文字は震えている。 週末、実家に帰った大輔を待っていたのは、認知症と診断された祖母の姿だっ//
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ