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夫の日記帳に私の名前は一度も書かれていなかった。離縁届を出した翌朝、魔法の隠し文字が浮かび上がるまでは

短編
あらすじ
三年間、夫は私の名前を一度も呼ばなかった。

食卓でも、夜会でも、ふたりきりの夜でも。
いつも「夫人」か、沈黙だけだった。

愛されていないと分かっていた。
それでも公爵夫人として完璧に務めを果たしてきた。

けれど「存在を無視されること」だけは、どうしても耐えられなかった。

結婚三周年の朝、フローラは離縁届を書斎の机に置いた。
その上に、結婚指輪を並べた。

荷造りを始めようとした時、一人の男が屋敷を訪ねてきた。
男は去り際にひとつだけ告げた。

結婚初日に渡された、あの白紙の日記帳を開いてみろと。

フローラは三年間放置していた革装の日記帳を取り出す。
やはり白紙だった。

ところが一滴の涙がページに落ちた瞬間、
何もなかったはずの紙面に、文字が浮かび上がってきた。

そこには毎日、同じ書き出しで始まる文章が書かれていた。

夫がなぜ三年間、妻の名を一度も呼ばなかったのか。
その答えを知った時、あなたはこの夫婦のことをどう思うだろうか。
Nコード
N6156LU
作者名
秋月 もみじ
キーワード
第2回ルフナ大賞 OVL大賞11 ネトコン14 アイリスIF8大賞 ESN大賞10 恋愛 すれ違い 政略結婚 不器用な夫 溺愛 呪い 短編 ハッピーエンド
ジャンル
異世界〔恋愛〕
掲載日
2026年 02月18日 12時43分
感想
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総合評価
3,978pt
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文字数
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