- あらすじ
- 実家で飼っていた犬のハヤトが死んだという。十二年間可愛がってきた、とても賢い犬だった。
酷暑の盆休みに帰省した僕は、母と祖母が二人で暮らすその家のあちこちに奇妙な気配を感じた。古い畳の上を小さな四本脚が歩く音、板張りの廊下を移動する黒い影。『それ』はハヤトなのか、あるいは別の何かなのか。
気難しい祖母と、愚痴ひとつこぼさずその介護を務める母。表向き静かで平穏な生活だった。蒸し暑い空気が淀んだ古い家には、しかし、確かに何かが息づいて、ゆっくりと成長しつつあった。やがて『それ』はある姿を取って、僕の前に現れるのだった――。
※ノベルデイズにも掲載しています。
- Nコード
- N5969CF
- シリーズ
- 異端の夜会
- 作者名
- 橘 塔子
- キーワード
- 残酷な描写あり 怪談 夏のホラー2014 親子 田舎 犬 呪い
- ジャンル
- ホラー〔文芸〕
- 掲載日
- 2014年 08月02日 22時41分
- 最終掲載日
- 2014年 08月05日 18時00分
- 感想
- 23件
- レビュー
- 2件
- ブックマーク登録
- 102件
- 総合評価
- 827pt
- 評価ポイント
- 623pt
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- 文字数
- 14,699文字
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