- あらすじ
- 雨か……。
俺は空を見上げた。
金が無いからって理由で自炊を始めてはや十五年。
アラフォーと呼ばれる世代になる。
自炊はそれなりの給料をもらうようになっても続けていた。
そしてそれなりにできるようになっていた。
それが原因で、年下の彼女に振られてはや一年。
振られたのはこんな雨の日だった。
ちょっとしたバースデープレゼントのサプライズのつもりで作ったケーキが、「私より上手い」という理由で振られたのだ。
そんなふうに言われてもなお、結局自炊をしているこの俺。
何でだろ……。
今日は珍しくスマホの目覚ましのセットを忘れていた。
遅刻を恐れ俺は走る。
雨の日いつもの駅の下り階段。
階段は雨に濡れて滑りやすくなっている場所。
いつもの時間の電車に遅れそうな俺はカバンを脇に挟み、傘を畳みながら小走りに階段を降りる。
つるん。
こんな言葉が正しいぐらいに見事に転んだ。
いつもなら手すりを持っている右手が傘に添えられており、足元が滑った瞬間体を支えることができなかったのだ。
背中をしこたま打ち、痛みで目を瞑る。
「イテテテテ」
痛みが落ち着いたところで目を開けると、そこにあるはずの地下へ向かう階段は無く、鬱蒼とした森の中に居た。
ひょんなことから異世界に転移した男の話です。
途中の作品もありますが、新規作品です。
気が向いたら読んでいただけると幸いです。
- Nコード
- N5887GS
- 作者名
- 義助
- キーワード
- R15 残酷な描写あり 異世界転移 異類婚姻譚 日常 冒険 ほのぼの アラフォー男主人公 西洋 中世 ハーレム 内政 グルメ ダンジョン チート 魔法
- ジャンル
- ハイファンタジー〔ファンタジー〕
- 掲載日
- 2021年 01月13日 16時22分
- 最新掲載日
- 2021年 02月08日 01時00分
- 感想
- 15件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 295件
- 総合評価
- 1,420pt
- 評価ポイント
- 830pt
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- 文字数
- 115,361文字
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ある雨の日から始まった事
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