- あらすじ
- 深海で目を覚ました俺は、なぜか生きていた。
ただし、身体の感覚は曖昧で、正体もわからない。あるのは強烈な空腹だけ。
必死に動き、生き延びようとする中で、ありえない光景――
深海に広がる花畑と、その中心にある異様で美しい一輪の花を見つける。
理由もわからないまま近づき、気づけば吸い込まれていた。
空腹は消え、身体は動かなくなる。
そして、落下の末に知る――自分が何をしてしまったのかを。
俺は何者なのか。
この深海で、どう生き延びればいいのか。
死にたくない。
その思いだけを頼りに、正体不明のまま生きる物語が始まる。
※本作は短編連載形式です。 - Nコード
- N5816LR
- 作者名
- とも
- キーワード
- 異世界転生 深海 転生 異形 ファンタジー ラノベ サバイバル 正体不明 人外 短編連載
- ジャンル
- ハイファンタジー〔ファンタジー〕
- 掲載日
- 2026年 01月24日 21時20分
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深海に落ちたら、空腹がバグっていた
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それが何だったのかは、もうわからない。
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空腹がないことに気づいたのは、
ずっと後になってからだった。
満たされ//
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確かに感じていた感触は、いつの間にか薄れ、
自分の重さに耐えきれず、静かに引きはがされる。
落ちた先は柔らかく、
動けないまま揺れる身体と、
近くで揺れる海藻の影が、
いつし//
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ほどけていく膜、戻らない形、わずかに紛らわせるだけの吸い込み。
やがて支えは削られ、花は自重に耐えきれなくなっていく。
私はまだ落ちていない。
ただ、落下が始まっている//
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動くことはできないが、意識だけは確かに残っている。
体のいちばん端から、生命のような流れが伝わってくるのを感じながら、同じ動作を、区切りもなく繰り返す//
+注意+
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