短編
- あらすじ
- 目前の大通りを行き交う群集を『君』は茫然と見つめている。道端にいる『君』のすぐ手前を何度も人が通り抜け、その度に『君』は背後にある電器屋へとじりじりと後退する。『君』の隣には鉄の箱がある。『君』はその箱を販売するよう電器屋の主人から言い渡されたのだ。しかし、その箱は用途すら分からないただの鉄箱で、売り込み方もわからない『君』はどうすることも出来ないまま正面を歩く人を観察している。そんな『君』を観察する視線がある。その視線は箱の内側から『君』へと向けられている。
- Nコード
- N5768CC
- シリーズ
- おすすめ
- 作者名
- はじ
- キーワード
- サラリーマン 群集 電器屋
- ジャンル
- 純文学〔文芸〕
- 掲載日
- 2014年 05月16日 17時36分
- 最終更新日
- 2014年 12月21日 13時25分
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- 文字数
- 6,238文字