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窓の向こう         :約1500文字

短編
あらすじ
「ひ、ひいいい……!」

 丘の上に建つとある施設。その一室でベッドに横たわっていた男が、突然喉を引き裂くような悲鳴を上げて跳ね起きた。シーツはぐしゃりと絡まり乱れ、勢い余って弾き飛ばされた枕が床に落ち、鈍い音を立てた。
 男は心臓を掴まれたかのように胸を押さえ、必死に息を吸い込む。
 少しして、廊下の奥からバタバタと慌ただしい足音が響いてきた。ノックもそこそこにドアが開き、白衣を着た職員が部屋に入ってきた。

「また怖い夢を見たんですね。大丈夫ですよ」

 職員は落ち着いた声で言った。
 男は歯の根を鳴らし、ぶるぶると震えながら青ざめた顔を職員に向けた。額には汗が浮かび、目だけが異様に見開かれている。
Nコード
N5576LT
作者名
雉白書屋
キーワード
キーワードが設定されていません
ジャンル
ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日
2026年 02月12日 11時00分
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文字数
1,657文字
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