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恋だの愛だの。

短編
あらすじ
鷹城小夜子は小難しい女である。自覚はしている。クラスメイトのようにファッションや恋愛の話題で騒げない。異性の気を引く云々だの、誰々くんがかっこいいだの気になるだの、興味がわかない。くだらない。

修学旅行の夜。わたしの鞄の中には、一つの紙切れが入っていた。

『23時に中庭に来て欲しい。待ってる。』

差出人不明のその手紙を懐に入れて、わたしは中庭に向かう。外は寒いだろうから、私にこんな手紙が届くわけはないから。だから、宛先が間違っていることを伝えに行くだけ。

――恋だの、愛だの、くだらない。そんなのわたしはわからない。だから。


修学旅行で浮かれた熱を、夜風で少し冷ましたい話。
Nコード
N5420DR
作者名
散篠浦昌
キーワード
スクールラブ 青春 学園
ジャンル
現実世界〔恋愛〕
掲載日
2016年 12月12日 05時37分
最終更新日
2016年 12月15日 02時34分
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16pt
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文字数
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