ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

阿僧祇那由多のツッコミどころ

あらすじ
 アンティークなデスクの向こう、革製のロッキングチェアに収まっている小柄な女の子。に見える成人女性。その『記録的な』低身長と童顔は、『如何にも人生経験豊富なご老体が座っていそうな椅子』に似つかわしく無い筈なのに、今日もやけに様になっている。
 きっとバレンシアオレンジを彷彿とさせるようなハッキリとしたオレンジ色の革と、彼女のパーソナルカラー(所謂スプリングカラーとかイエベ春と言われるようなタイプ)が調和しているのだろう。
 ブラブラと足を放り出して、完全に椅子に抱き込まれている様な彼女には、似合うかどうかはさておき、実用性の意味であの椅子は不釣り合いなのだが、本人曰く、『地に足つかないのが楽しい』らしい。
 僕も『彼女が楽しいなら何より』と思っている。 
 軽いパーマの掛かったロングヘアーは栗色で、恐らく亜麻色という言葉を連想する人もいるのだろう。
 つまり阿僧祇那由多は今日も可愛いということだ。
 阿僧祇那由多は霊能者のようなもので、僕は彼女の助手のようなものである。彼女は独特な視点で物事を見、様々な事について疑問を抱き、それを僕に語ってくれる。ブレインストーミングにも通ずる点があるそういう話し合いは、僕に取っては彼女と関われる至福の時間でもあるのだが、これは彼女は知らないだろうし、気づかれないようにしないとね。
 今日も彼女との談義が始まる。それはいつも、『ツッコミどころ』から始まるのだ。

━━━━

※本連載は外部サイト「カクヨム」にも掲載しています。
Nコード
N5232KH
作者名
心夢宇宙
キーワード
ほのぼの 男主人公 現代 日常 幽霊 霊能 霊能力 骨董 アンティーク 不思議
ジャンル
現実世界〔恋愛〕
掲載日
2025年 04月03日 12時01分
最新掲載日
2025年 04月06日 04時08分
感想
0件
レビュー
0件
ブックマーク登録
0件
総合評価
0pt
評価ポイント
0pt
感想受付
受け付ける
※ログイン必須
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付ける
※ログイン必須
開示設定
開示中
文字数
17,725文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N8319KH| 作品情報| 連載(全1エピソード) | ホラー〔文芸〕
『不可思議を。思い議りましょう』 阿僧祇那由多は霊能力者である。そして同時に探偵でもある。謂わば『何でも屋』であり、日頃から様々な依頼を受けてはそれを解決する。全く以ってよくある話。不思議な事などなにもない。……の、だ//
N5232KH| 作品情報| 連載(全3エピソード) | 現実世界〔恋愛〕
 アンティークなデスクの向こう、革製のロッキングチェアに収まっている小柄な女の子。に見える成人女性。その『記録的な』低身長と童顔は、『如何にも人生経験豊富なご老体が座っていそうな椅子』に似つかわしく無い筈なのに、今日もや//
N1207KH| 作品情報| 連載(全2エピソード) | ローファンタジー〔ファンタジー〕
交通事故に遭い、意識を手放した私は、暗くて狭い、音さえもくぐもった場所に居ることに気づく。なんとかそこから出ようともがくが、上手く動けずに難儀する。一方で、私を押し出す様な力も時折感じられ、その力に沿って這う様に動くと、//
N0385KH| 作品情報| 連載(全4エピソード) | 異世界〔恋愛〕
交通事故で死んだ俺は、死者がまず至る場所だという今際の際の場所にて、担当者と名乗る人型の光と出会う。 曰く、今際の際の場所は一人一人に個別に存在し、無限と思える時間と空間が広がっていて、俺のイメージが像を結ぶ場所なのだと//
N0770KG| 作品情報| 連載(全5エピソード) | その他〔その他〕
青と碧と蒼と 僕と私と俺と君 星に一人 多分独り 知らないけれど 多分独り
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ