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お母さんはタヌキの山のポンポコポン

短編
あらすじ
とある地方都市で、子供に昔話を聞かせる母親がいた。
「お母さんは昔、山でお父さんに助けられたタヌキなのよ。でもお父さんにその事が知れてしまうと、お母さんは山へ帰らなければいけません」
子供たちは「帰らないで」と泣いてしがみ付き、父親には言わないと誓いましたが、それから数年、大きくなった息子は「ベタベタすんじゃねえ!ババア!」と言い、娘にも、「お腹も太鼓みたいになったし、そろそろ裏山に帰った方がいいんじゃないの?」と言われる始末。
それでも幸せな毎日が続いていた頃、山から同族の娘が人間に化けて母親の元を尋ねました「山で私を助けてくれた人に恩返しがしたい」と。
人間界での窓口の役割をしていた母親は、娘の申し出を受け入れ、親切な人間を探す手伝いをするため、タヌキ娘を「妹の娘」として預かり、学校から帰った家族に紹介しましたが、その姿を見た中学生の息子が一目でフォーリンラブ。
自分の部屋に戻って胸を押さえながら「従姉弟って結婚できたよな?」とか言い始める。
母親の素性を詳しく知っていた姉は、タヌキ娘から「この恋が実らなければ、私は泡になって消えてしまうの」と聞かされ、人魚姫のような話で感動し、協力を約束する。
やがて夕食時、帰って来た父親に「姪が来た」と言いながら、葉っぱで魔法?をかけてから対面させた所、タヌキ娘が泣きながら「おじ様!会いたかった」と言って抱きついてしまった。
タヌキ娘の恩人は、母親と同じで父親だった。通勤路の山道で、車にはねられて怪我をしていたタヌキを助け、会社でしばらく飼ってから山に返してやるようなお人よしは、そうそういなかった。
平和だったタヌキ一家に再び平穏が訪れるのか、それとも家庭崩壊して母親は山に帰るのか?
Nコード
N5181EQ
作者名
雅 彦
キーワード
異類婚姻譚 悲恋 古典恋愛 伝奇 青春 ホームドラマ 異能力バトル ラブコメ 天災 ギャグ 和風 現代
ジャンル
コメディー〔文芸〕
掲載日
2018年 03月21日 20時12分
最終更新日
2018年 03月22日 00時15分
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文字数
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