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殿下、私よりも妹を選ぶというのならそれで良いですが、もちろん呪いも一緒に引き取ってくれますよね?

あらすじ
「ナディア、僕は君を愛すことが出来ない!君よりもミナミのことを守ってあげたいんだ!」

私の婚約者であった殿下はよりにもよって私に婚約破棄を言い渡したのだ。しかも、私を捨てた理由は私の実の妹であるミナミが原因だった。

「おねぇちゃん、私も殿下のことが好きになってしまったの。譲ってくれるよね?」

この子は昔からこれだ。自分が望めばなんだって叶うと思っている。

「そうか、そうか、ミナミがそういうのならナディアは諦めなさい。」

「そうよナディア、ミナミは体が弱いんだからあなたが譲ってあげなさい。」

その原因はこの両親だろう。ミナミは昔から体が弱く病気がちだ、そのため両親はいつもミナミのことを一番に考え、彼女の要求には何だって答えてきた、私のことを犠牲にして。彼らの言い分では私は病気がちではないから妹のために我慢しなければならないのだ。

「もう我慢できない!あなた達とは縁を切らしていただきます!」

しかし、彼らは知らない。ミナミは病気がちなのではなく、呪いに侵されていたのだ。私には物心がついたときから聖女の力があった。この力でミナミの呪いの存在に気づいたのだ。

そして、その呪いがうつることも知った。だから私は今まで誰にも打ち明けず、彼女の呪いの症状を聖女の力で抑え込んでいた。

だけど、もうそんなことはしてあげない。私が陰でどれだけ苦労しているかも知らないで!殿下、気を付けてくださいね。私はミナミのために聖女の力を使いませんからその呪い、うつりますよ!



この作品はアルファポリス様とカクヨム様でも投稿しています。
Nコード
N5115HL
作者名
創造執筆者
キーワード
婚約破棄 ざまぁ 異世界 うざい両親と妹 聖女 追放 チート 女主人公 ハッピーエンド 呪い
ジャンル
異世界〔恋愛〕
掲載日
2022年 01月30日 23時01分
最終掲載日
2022年 02月24日 23時28分
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文字数
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