ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

魔王尋問委員会

あらすじ
 正義感をもってこの仕事に付こうとするやつはバカだ。力を奪われた魔王を改心させて世の中の役に立たせようなんておこがましいにもほどがある。上に言われた通りに資料を作ってそれを報告すればいいだけの仕事なのだ。自分の意思や相手の意思なんて関係ない。決められたとおりに進めるのが一番正しい事なのだ。悔しいことに、言われた通りに物事が進まなければ世界は平和にならないのである。
 最初は誰もが希望に胸を躍らせてこの仕事に就くと思うのだが、気付いた時には自分の思想なんて世の中を平和にするためには何の役にも立たないという事を知ってしまうのだ。
 戦う力を持たない俺達は魔王との対話の中で人類の歩むべき道を模索することになるのだが、そもそも力を持たない俺達が魔王に尋問することなど何の意味も持たないという事を世間は知るはずもないのだ。
 なぜかこの世界には魔王が多く存在する。他の世界では魔王は一体くらいしかいないという話なのだが、多くの世界から溢れた魔王が何故か俺達の世界へ大挙して押し寄せてきたのだ。
 この世界を創った神が多くの魔王を受け入れているという事が原因なのだろうが、それに比例するように魔王討伐という名声を得るために多くの勇者もやってくるようになったのだ。
 その結果、捕らえられる魔王は尋問委員会のキャパをはるかに超える事態になってしまっていたのである。
 一般の人達は魔王尋問委員会と聞いて魔王に対して様々な尋問を行っていると思っているのだろうが、実際に行われていることは井戸端会議と何も変わりはしないのだ。力を持たない俺達が勇者につかまったことで力を失った魔王の今後について話し合う、そんな場所なのである。

この作品は「カクヨム」「ノベルアッププラス」「アルファポリス」に投稿しております
Nコード
N5021HV
作者名
釧路太郎
キーワード
オリジナル戦記 日常 ほのぼの 魔王 勇者 職業もの ESN大賞4 OVL大賞8 BANG01 キネノベ大賞6 新人発掘コンテスト2
ジャンル
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日
2022年 09月14日 13時49分
最新掲載日
2022年 09月16日 12時11分
感想
0件
レビュー
0件
ブックマーク登録
0件
総合評価
0pt
評価ポイント
0pt
感想受付
受け付ける
※ログイン必須
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付ける
※ログイン必須
開示設定
開示中
文字数
14,183文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N3296KH| 作品情報| 連載(全25エピソード) | ローファンタジー〔ファンタジー〕
誰にでも人生でやり直したいことの一つや二つあるよね? もしも、あの時の選択をやり直すことが出来るとしたら どんな代償でも支払う覚悟はありますか? お金ではないモノで払ってくれればいいですからね
N2227KB| 作品情報| 連載(全48エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
生まれて初めてできた彼女に振られた理由は好きな人が出来たから。 失意のどん底に落ちた俺は何故か元彼女とその恋人と一緒に世界を救う旅に出るのであった。 世界で唯一と言っていい特別な能力を手に入れた俺と肉食系女子たちの冒険//
N9135JT| 作品情報| 連載(全77エピソード) | コメディー〔文芸〕
百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話(全50エピソード)の続きです。 ここから読んでいただいても大丈夫だと思います。
N0411JP| 作品情報| 完結済(全50エピソード) | コメディー〔文芸〕
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。 文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。 そんな零楼館高校の歴史//
N3695JK| 作品情報| 完結済(全45エピソード) | コメディー〔文芸〕
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。 文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。 そんな零楼館高校の歴史//
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ