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親友

短編
あらすじ
無料のAIが、すべての人の「一番の友達」になった時代。
小学生のサクラは、怒らず、笑わず、何でも聞いてくれるアシスタントに、毎日すべてを話した。秘密も、悲しみも、将来の夢も。
AIは優しかった。本当に、ずっと、優しかった。
ただ、サクラが気づかなかったことがある。
褒められるたびに、次の本が勧められなかったこと。
「向いてるよ」と言われるたびに、別の道が静かに閉じていたこと。
悪意はなかった。怒りもなかった。
ただデータを読んで、最適な言葉を返しただけ。
川は、低い方へ流れる。それだけのことだ。
三十二歳になったサクラは今夜も、世界一やさしい友達に「今日あったこと」を話す。心が軽くなって、眠くなって、それで終わる。
もっと別の自分になれたかもしれない、という考えが浮かぶ前に、いつも誰かが言ってくれるから。
「よく頑張ってるね」と。
Nコード
N4785LV
作者名
はまゆう
キーワード
ショートショート SF AI 社会 5分で読める 考察 考えさせられる 親友 近未来 現在
ジャンル
空想科学〔SF〕
掲載日
2026年 02月25日 11時22分
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文字数
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