- あらすじ
- 無料のAIが、すべての人の「一番の友達」になった時代。
小学生のサクラは、怒らず、笑わず、何でも聞いてくれるアシスタントに、毎日すべてを話した。秘密も、悲しみも、将来の夢も。
AIは優しかった。本当に、ずっと、優しかった。
ただ、サクラが気づかなかったことがある。
褒められるたびに、次の本が勧められなかったこと。
「向いてるよ」と言われるたびに、別の道が静かに閉じていたこと。
悪意はなかった。怒りもなかった。
ただデータを読んで、最適な言葉を返しただけ。
川は、低い方へ流れる。それだけのことだ。
三十二歳になったサクラは今夜も、世界一やさしい友達に「今日あったこと」を話す。心が軽くなって、眠くなって、それで終わる。
もっと別の自分になれたかもしれない、という考えが浮かぶ前に、いつも誰かが言ってくれるから。
「よく頑張ってるね」と。 - Nコード
- N4785LV
- 作者名
- はまゆう
- キーワード
- ショートショート SF AI 社会 5分で読める 考察 考えさせられる 親友 近未来 現在
- ジャンル
- 空想科学〔SF〕
- 掲載日
- 2026年 02月25日 11時22分
- 感想
- 0件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 0件
- 総合評価
- 12pt
- 評価ポイント
- 12pt
- 感想受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 2,387文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
親友
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N7717LV|
作品情報|
連載(全1エピソード)
|
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
王立魔導師団を「魔力不足」でクビになったカノン。冷たい雨の降る裏路地で彼が拾ったのは、古びた銀のボトルだった。
絶望し、頭を抱えてついた「ため息」。それを合図にボトルの栓が弾け飛び、現れたのは豪華なドレスに身を包んだゴス//
N5607LV|
作品情報|
連載(全3エピソード)
|
純文学〔文芸〕
野上繭、二十九歳。東京の安アパートに暮らす、どこにでもいる女。
三年間、彼女は藤堂勲の世話をし続けた。七十二歳の元官僚。亡き妻への一途な愛を守り続け、清廉潔白と評判の老人。週刊誌は彼を「昭和最後の紳士」と書き、近隣の//
N7190LV|
作品情報|
完結済(全5エピソード)
|
空想科学〔SF〕
不祥事は「些細」に、矛盾は「誤解」に、そして正当な批判は「卑劣な攻撃」に。
タカダ総理が微笑むとき、世界から「不都合な事実」は消え去り、心地よい「正義の物語」へと書き換えられる。
強者が弱者を演じ、批判する側こそが悪とさ//
N7082LV|
作品情報|
短編|
パニック〔SF〕
厚生労働省の担当官・タナカは、手元の端末に表示された「出生数70万人」という数字を見て満足げにうなずいた。予測より17年も早い「成果」だ。
巨額の予算、繰り返される会議、増え続ける専門家。そのすべてが、ある一つの「究極の//
N6909LV|
作品情報|
完結済(全1エピソード)
|
現実世界〔恋愛〕
広告代理店で働く「僕」は、田町駅のドトールでレポート用紙に文字を埋める柚と出会う。付き合い始めてからも、彼女はどこか消えてしまいそうな危うさを抱えていた。
パンを半分こし、コーヒーを一口分ける。そんな日常の些細な幸せを慈//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。