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窓辺、私の帰りを待つ君

短編
あらすじ

 その飼い猫は、蕭々とゆう言葉が好きだ。
 その理由は今の主に三好達治の〝大阿蘇〟を読んでもらった事がある為である。
 そして、阿蘇の雄大さと雨が降る物寂しさをうたったその詩と今の物寂しい自分の状況と重ねて感傷に浸っていた。
 濡れる窓を見上げながら物思いに耽っていると、土砂降りになってきた雨脚に慌てふためく人間達に視線を送る。
 そして主に似た人影に視線が泳いでしまった自分に羞恥を覚えつつ、雨音しか聞こえない物寂しい部屋で飼い猫は主の帰るのを待つのだった。
Nコード
N4730LL
シリーズ
猫神は見守る
作者名
翡翠
キーワード
ほのぼの 人外 現代
ジャンル
純文学〔文芸〕
掲載日
2025年 12月06日 07時41分
最終更新日
2025年 12月06日 19時05分
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文字数
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