- あらすじ
その飼い猫は、蕭々とゆう言葉が好きだ。
その理由は今の主に三好達治の〝大阿蘇〟を読んでもらった事がある為である。
そして、阿蘇の雄大さと雨が降る物寂しさをうたったその詩と今の物寂しい自分の状況と重ねて感傷に浸っていた。
濡れる窓を見上げながら物思いに耽っていると、土砂降りになってきた雨脚に慌てふためく人間達に視線を送る。
そして主に似た人影に視線が泳いでしまった自分に羞恥を覚えつつ、雨音しか聞こえない物寂しい部屋で飼い猫は主の帰るのを待つのだった。
- Nコード
- N4730LL
- シリーズ
- 猫神は見守る
- 作者名
- 翡翠
- キーワード
- ほのぼの 人外 現代
- ジャンル
- 純文学〔文芸〕
- 掲載日
- 2025年 12月06日 07時41分
- 最終更新日
- 2025年 12月06日 19時05分
- 感想
- 0件
- レビュー
- 0件
- ブックマーク登録
- 0件
- 総合評価
- 0pt
- 評価ポイント
- 0pt
- 感想受付
- 受け付ける
- レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須 - 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 903文字
設定
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
窓辺、私の帰りを待つ君
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N4257LS|
作品情報|
短編|
純文学〔文芸〕
その猫はクリスマスの日に亡くなった。
だが、なぜか毎年クリスマスの日にだけ現世に降りられるのだ。
それを利用し、自分の主に会いに行く猫。
主も猫が会いに来てくれるその日は、雪が降ろうと店を開けている。
そし//
N4088LP|
作品情報|
短編|
純文学〔文芸〕
主人公の猫は、江戸時代から生きる化け猫である。
その猫は頑張り屋だった主の思い出を胸に秘めながら、人間達と距離を置きながら暮らしていた。
時には酔っ払いに絡まれながらも、頑なに人間を避けながら生きていた猫だっ//
N7616LL|
作品情報|
短編|
純文学〔文芸〕
主人公は、鼠に騙されて十二の神になり損ねた猫神である。
その猫神は、13月という存在しない月の守護を任されていた。
猫神はその季節のない月を、季語がない俳句になぞらえて無季と呼んでいた。
そんな猫神の唯一の楽//
N7595LL|
作品情報|
短編|
純文学〔文芸〕
その猫は、毛並みが気入らないからと廃バスに捨てられた猫である。
猫は、大きな魚を食べる事を夢見て今日も残飯を漁って帰ってきて眠りに就こうとする。
だが、不意に飼われていた頃の事を思い出す。
そして、世の中の不//
N7588LL|
作品情報|
短編|
歴史〔文芸〕
その猫は、主を敬愛する猫である。
猫は戦から帰らない主を待つ内に小屋で息絶えてしまい、土地に縛られる妖怪になってしまった。
長い年月を過ごすうちに主の面差しすら忘れかけてしまっていたが、主の愛に支えられながら主//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。