エラーが発生しました。
エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。
- あらすじ
- 幼い頃、こんな夢を見た。
夜中、母がトイレに起きたらしい。ドアの閉まる音で目を覚ました。
もう一度眠ろうと目を閉じたそのとき、便器の蓋を開ける音がして、続けて――
ジョボ、ジョボジョボジョボジョボ……。
と、水音が聞こえてきた。静まり返った家の中に、やけに大きく響いた。
『やあ、女なのにあんなに音を立ててらあ』とおかしく思う反面、聞くのは悪い気がして、私は耳を塞いだ。
- Nコード
- N4647KE
- 作者名
- 雉白書屋
- キーワード
-
キーワードが設定されていません
- ジャンル
- その他〔その他〕
- 掲載日
- 2025年 03月12日 11時00分
- 感想
-
0件
- レビュー
-
0件
- ブックマーク登録
- 0件
- 総合評価
- 0pt
- 評価ポイント
-
0pt
- 感想受付
- 受け付ける
- レビュー受付
- 受け付ける
※ログイン必須
- 誤字報告受付
- 受け付ける
※ログイン必須
- 開示設定
- 開示中
- 文字数
- 996文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから
同一作者の作品
N6495LB|
作品情報|
短編|
ヒューマンドラマ〔文芸〕
「時空警察だ!」
「は……?」
おれは思わず声を漏らした。休日の午後。昼食を終えてソファに沈み込み、ひと息ついたその瞬間だった。突如としておれの目の前に、黒ずくめの男たちが現れたのだ。重厚な制服は、警察とも軍服とも//
N3332LB|
作品情報|
短編|
ヒューマンドラマ〔文芸〕
とある夜、寝静まった街に二つの靴音が響く。片方が止まれば、もう片方も止まる。速まれば、もう片方も同じように速まる。乾いた音がアスファルトを叩き、じわじわと距離を詰めていく。やがて薄暗い路地裏でその靴音は重なり、ぴたりと//
N3316LB|
作品情報|
短編|
ヒューマンドラマ〔文芸〕
「ん? キチガイ……?」
夕暮れ時、仕事帰りの道を歩いていたおれは、ふとした思いつきで、いつもとは違う曲がり角を曲がった。この町には最近引っ越してきたのだ。まだ知らない道も多い。もしかしたら近道かもしれない――そんな//
N3308LB|
作品情報|
短編|
ヒューマンドラマ〔文芸〕
「えっ!? は? い、いらっしゃいませー……」
おれはぎょっとした。
深夜のコンビニバイト中、レジで突っ立ってぼんやりしていたら、突然、メロスが自動ドアをぶち破って入ってきたのだ。
砕け散ったガラス片が床にパラパ//
N3291LB|
作品情報|
短編|
ヒューマンドラマ〔文芸〕
「あの子、いいべ……」
――え?
夜中の交差点。信号が変わるのを横断歩道の端で待っていたとき、隣に立った男がぽつりと呟いた。
ちらりと横目をやる。中年の男が正面をじっと見据えていた。無理やり整えたような茶髪に、//
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。