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百二十円の祈りが届くまで三年かかったけど、雨の日にしか会えない彼を待ち続けた私は間違っていなかった

短編
あらすじ
三年前、雨の日に傘を忘れた私に、見知らぬ彼は温かい缶コーヒーをくれた。名前も連絡先も聞けないまま、彼は雨の中へ消えていった。——たったそれだけの出会い。でも私は忘れられなかった。あの優しい目を。あの低くて柔らかい声を。だから私は通い続けた。雨が降るたび、あの自販機へ。飲めないブラックコーヒーを買い続けた。百二十円の祈りを、何度も何度も捧げた。後輩には呆れられ、自分でも馬鹿みたいだと分かっている。顔も名前も知らない誰かを待ち続けるなんて。でも、やめられなかった。——そして三年後の豪雨の夜。いつものように自販機の前に立った私の前に、息を切らせて走り込んできた男性がいた。「まだいたのか。三年、三年だぞ」震える声でそう言った彼は、私と同じように、ずっとこの場所を探していたという。すれ違い続けた二人の、三年越しの再会。百二十円の祈りが届くまでの、雨と缶コーヒーの恋物語。
Nコード
N4637MF
作者名
uta
キーワード
キーワードが設定されていません
ジャンル
現実世界〔恋愛〕
掲載日
2026年 05月23日 19時00分
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