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不老不死差別        :約5500文字 :SF :暴

短編
あらすじ
「おら、早く乗れ! 乗れよ!」

 ――油断した。

「動くんじゃねえ! 舐めてんじゃねえぞ」

 ――こいつらは……。

「クソ不死がよお」

 ――不老不死狩りだ。

 数分前――。スーパーのレジ袋をぶら下げ、おれは人けのない路地を歩いていた。空が分厚い雲に覆われているせいもあって、昼間だというのに薄暗い。風が吹き抜けると湿ったカビと埃の匂いが鼻腔にまとわりついた。
 おれは小さく息を吐き、足元の小石をつま先で弾いた。乾いた音がアスファルトの上で跳ねた――そのときだった。ふと、前方の壁際に誰かがいることに気づいた。
 折り畳み椅子と小さな机。机には赤い布が敷かれており、細々とした何かが置かれている。露天商だろうか。おれはちらちらと視線を向けつつ、通り過ぎようとした。
Nコード
N4436LR
作者名
雉白書屋
キーワード
キーワードが設定されていません
ジャンル
空想科学〔SF〕
掲載日
2026年 01月28日 11時00分
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