ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

魔法が苦手な魔法使いなどいらない! パーティ追い出され女子の鉄球ぶん殴り攻略

あらすじ
彼ら、彼女らの世界はこの“神の塔”の中だけで完結している。
誰もが生まれる前から決まっている最重要目的こそが“神の塔”の攻略。
誰が言ったのか、どうして攻略をするのか。そもそも“神の塔”とはなんなのかそれすらも分からず、誰もが攻略へ向けて登り続ける。

人々が生まれ出る祭壇のある第一階層を除き、いずれの階層にも魔物は存在し、階層主と呼ばれる魔物を討伐すれば上の階層へと進める。
誰もが生まれながらにレベルとステータス、適性というものに縛られ、戦う者も、戦わない者も攻略という共通目的のために生きる。

戦闘職と呼ばれる攻略の花形である冒険者たち。剣を得意とする者や、魔法を得意とする者。人であったり亜人であったりとさまざまだが、ここに魔法を使えない魔法使い適性の彼女がいた。

「モエは魔法使いなのですっ」
「じゃあ火を出してみてよ」
「……ファイア」
「なにその水溜まり。しかも赤いの」
「ファ、ファイアなのですぅ……」

魔法使い適性が初めて覚えて行使する火球を飛ばす魔法さえも彼女が使えば手からこぼれ落ち、液体のごとく地面に広がり消えるのみ。

魔法が使えない魔法使い。理想と現実との乖離に悩みうつむくモエに最初の転機が訪れた。鉄球との出会いである。

「君にこれを──」
「これは」
「“自在の鉄塊”という。この塔に縛られた者たちの象徴──」

そうして“自称”魔法使いモエは、自身が魔法使いであると頑なに信じつつも、鎖付き鉄球を振り回して暴れるゴリゴリの物理戦闘職として活躍することに……。

「あのー、魔法使いです。パーティを追い出されて……誰か一緒に組んでくれませんか?」

前向きに、めげない彼女にひとり、またひとりと仲間ができる。

弓が使えないエルフに受付の筋肉ハゲ僧侶。そして、塔に囚われていた不死者。

“神”らしきものの存在との遭遇から始まる攻略は普通のそれを少しずつ外れていく。

やがで彼女らが辿り着くのは頂上からの眺望か、三千世界に轟く名声か、それとも──。


華やかに輝かしいさいつよの活躍などとはほど遠い、そのくせ泥臭くもどこかふざけた女の子たちを中心に展開されるダンジョン攻略物語です。
Nコード
N4434HS
作者名
たまぞう
キーワード
R15 ガールズラブ 残酷な描写あり ギャグ ほのぼの 女主人公 魔法 冒険 TS エルフ 異世界
ジャンル
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
掲載日
2022年 07月05日 23時40分
最新掲載日
2025年 08月10日 18時07分
感想
3件
レビュー
0件
ブックマーク登録
182件
総合評価
612pt
評価ポイント
248pt
感想受付
受け付ける
※ログイン必須
レビュー受付
受け付ける
※ログイン必須
誤字報告受付
受け付ける
※ログイン必須
開示設定
開示中
文字数
298,034文字
作品を読む
スマートフォンで読みたい方はQRコードから

同一作者の作品

N7354HQ| 作品情報| 連載(全617エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
⭐︎第一部こども編完結! とりあえず一気読みしませんか⁉︎ ⭐︎第二部も楽しく書いてます!  お昼寝士アイシャはその秘めたる力をひた隠しにして生きる。理由はもちろん安眠のため。戦力には数えないでお願い。あと私のお布団に//
N4434HS| 作品情報| 連載(全151エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
彼ら、彼女らの世界はこの“神の塔”の中だけで完結している。 誰もが生まれる前から決まっている最重要目的こそが“神の塔”の攻略。 誰が言ったのか、どうして攻略をするのか。そもそも“神の塔”とはなんなのかそれすらも分からず、//
N7207IL| 作品情報| 連載(全8エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
走って走って走りまくる。後ろから迫り来る味方に飲まれないように。捕まればただでは済まない。そう、タダでは──。 何の間違いか、魔物を仲間にしてしまったわたしは、仕事そっちのけで逃げ惑うことになってしまった。 後ろから来て//
N7758IJ| 作品情報| 連載(全104エピソード) | ハイファンタジー〔ファンタジー〕
オムニバス形式で綴られる彼、彼女たちの物語。 ──その願い、叶えてやる。復讐、憧憬、栄誉……過去も繋いでみせる。 悩み訪れる彼、彼女たちを救いつつその強さで魔を退ける男ダリル。ゴリゴリの肉体から繰り出される一撃に耐え//
N4605IJ| 作品情報| 短編| 現実世界〔恋愛〕
恋をした僕が手にしたのはモザイクがかかった武器だった。 その日、僕は出会ってしまった。ううん、それまでだって同じクラスなのは知っていたけど、接点なんて持てないと思っていた。日陰者の僕と、みんなを照らす太陽のような彼女。//
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ