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君の声は、まだ響いている

短編
あらすじ
駅前の柱の下。
誰にも名前を呼ばれない少女が、
誰にも届かない歌を、夜ごとに歌っていた。

声は、誰かに求めるためのものではなかった。
世界の中に、「わたしがいた」という痕跡を残すためだけのものだった。

喉が裂けても、息が震えても。
誰も聴かなくても、それでも彼女は、歌い続けた。

——そしてある夜、声が消えたとき、
一人だけ、立ち止まっていた人がいた。

これは、存在の証明を求めた少女と、
その声を確かに「聴いていた」男の、静かな記憶の物語。
Nコード
N4374KR
作者名
syubi02
キーワード
R15 残酷な描写あり 独白 音楽 魂の叫び 泣ける話 声
ジャンル
ヒューマンドラマ〔文芸〕
掲載日
2025年 06月27日 08時00分
最終更新日
2025年 07月01日 02時37分
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文字数
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駅前の柱の下。 誰にも名前を呼ばれない少女が、 誰にも届かない歌を、夜ごとに歌っていた。 声は、誰かに求めるためのものではなかった。 世界の中に、「わたしがいた」という痕跡を残すためだけのものだった。 喉が裂けても、//
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